ブランドカラープロデューサーの鳥沢久美子です。

先日日本刺繍愛好家の花岡雅子先生にお越し頂いて、
日本刺繍を愛でて、お話を伺う会を開催しました。
内々にご興味のありそうな方々にお声をかけていたら
皆さんご興味をお持ちくださり、あっという間に満席となりました。

日本刺繍は1,800年の歴史を持ち、年々刺す人が減ってはいるものの
若い愛好家も入っていらっしゃるとのこと。
布の下から左手で針を刺し、右手でそれを受け止めるという
左右どちらの手も使うため、↑のように固定できる器具が必要だそう。

愛好家の中には95歳の女性もいらっしゃるとのことで
左右の手をバランス良く使うことが脳の活性化にもつながるのだと思います。
花岡先生も長年刺していらして、姿勢やお肌が美しく凛とした憧れる女性!

会はお話を伺いながら、次第に日本刺繍の体験会に。
6本からなる絹糸を刺したい図柄に合わせて本数を決めて撚る、
という何とも繊細な作業からスタート。


1番手は新潟からご参加頂いた康世さんが糸撚りにチャレンジ。
次にスモッキング刺繍をなさっているMeguさんが桜の花びらを刺され、
和裁士のひでみさんも桜の花びらをひとひら完成。
普段から器用に手仕事をなさるお二人でも日本刺繍初チャレンジは
結構難しかったようですが、「なかなか手が良い」と先生からお褒めの言葉。

体験会の後は、先生の素晴らしい作品や色見本をゆっくり拝見しました。
身近なお道具箱にも美しい日本刺繍が施された布を貼られ、
日常的に日本刺繍に触れていらっしゃる先生の暮らしにまた感動。





最後は虎屋さんのオートクチュール和菓子をお配りして、
皆さんがお菓子とそのお見本の刺繍の半襟(↑左上)と記念撮影。




こんな可憐なモチーフ。
半襟の刺し方がこの濃いピンクの柄のようにぷくっとした刺し方。
またそれも先生が実演をしてくださいました。

お蔭さまで心豊かな時間を過ごすことができました。

ご参加くださいました皆様のご感想(一部)をご紹介しますね。

お着物のお教室をなさっている康世さん
色々なお仕事の方とお会いできますことも良い機会となりました。
刺繍からご自分のお仕事につながることを学ぶ皆様の興味を知ることが
できて良かったです。

スモッキング刺繍教室スモッキング・コルベイユ主宰Meguさん
目の前でお話を伺い、実演も拝見させて頂き、また私も体験させて頂き、
とても楽しく、また勉強になりました。


和裁士ひでみさん
実際に刺繍されているのを見る機会がないので、貴重な体験をさせて
頂きました。また、少し刺すことができてとても嬉しかったです。
いつか日本刺繍をやりたい気持ちが高まりました。

フラワーエッセンスセラピストRisaさん
とてもエレガントで落ち着いた時間をありがとうございました。
なかなか触れることのできない世界…本とういありがたく拝聴、拝見
させて頂きました。大変感動しました。


キャンドル作家野村香央瑠さん
プロの手仕事をこんなに近くで拝見できて、感激です。
日本文化に触れ、秋の芸術の1日、楽しかったです。
「スペシャル」感を嬉しく思います。


東京シュガーアート主宰ゆっきぃさん
糸の色の多さにびっくりしました。
刺す方向と光の加減で見え方が違って絹糸の素晴らしさ故ですね。
とても手が混んでいて職人技にほれぼれしました。


新潟からお越しくださいましたMayumiさん
先生がとても素敵な方でとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
あまり見ることができなかった刺繍に触れることができました。

ギャラリー主宰Yumiさん
伝統的な刺繍の世界を間近で見せて頂き、とても貴重な時間でした。
あらためて日本の刺繍、日本の色の素敵さに感動しました。


パティシエールのざきちえみさん
めったに拝見できないこと・お話だったので、とても勉強になりました。
今後のためにも参考になりました。

ご紹介くださいましたクルールプリュの花岡ゆかりさん
大変ありがとうございました。

皆様、ご参加ありがとうございました。
次回日本の伝統文化イベントは、来年1月25日(土)お三味線と着物の
となりますので、ご予定を空けておいてくださいませ~
来年は江戸時代をテーマに日本の伝統色も併せてお伝えする予定です。