おはようございます。
昨夜は11時過ぎに就寝。今朝5時半まで一気寝しました。
起床するには早いので、ベッドの中で、つらつら考えていたら、昨日の朝ドラのことを思い出しました。
昨日のドラマでは、寅子がお見合い写真を撮るシーンがありました。
あの当時、27才といえば、売れ残り!
私、よーくわかります。
私も売れ残りでしたから。
私は昭和17年生まれ。
私の時代も25才過ぎれば売れ残りとか、オールドミスとか言われた時代です。
私の若い頃、教師とか看護師とか専門職につく人は別として、私のような高卒で就職した者には、永久就職先が結婚でした。
専門職に就いた人も結婚はしていました。
私の友人で結婚してない人は教師で1人、看護師で1人、医師で1人います。
私は銀行に就職。
人口1万人の町で、銀行に勤める女子は2人。
周囲からは羨望の眼差しで見られていました。
まさに高卒のエリート。
当時、銀行の初任給が9700円。役場の初任給が7000円。この差は大きくて、人々の呼び名に表れていました。銀行員は"銀行のし"。役場の人は"役場もん"と言われていました。
そんな羨望の的の仕事についていても、当時、私達女子行員は職場の花、嫁入り前の腰掛け先と言われていました。25才過ぎれば、同期に入行した友達は結婚するし、一つ年下の後輩が結婚した時、私は落ち込み、焦りました。
それまでは恋愛ごっこを何度かしましたが、結婚したいと思ったことはなく、見合い結婚することを宣言!
以後、26才から29才で結婚するまでの間に見合いを10回しました。
なかなか結婚しない私に母までも「パー子ちゃん、貴女、年いくつね。いい加減に結婚しなさい」と言いました。「お母さん、いい加減に結婚を決めていいの?」「だって、売れ残りになるわよ」と言う仕末。
それでも、運命の人は、ちゃんと生まれていて、巡り合うようになっていたようです。
ドラマの主人公寅子の気持ち、お母さんの気持ちが自分と重さなって、よーくわかります。
時代は変わり、結婚だけが人生の目標ではなくなり、現代は女性の社会進出は多方面にわたり、結婚の考え方も多様化しています。
私の若い頃は働く女性を職業婦人と言い、結婚しそびれた女性を売れ残りとかオールドミスとか言っていましたが、いずれにしても女性蔑視の社会でした。
先日、娘が帰郷した時、言いました。
「ママンはキャリアウーマンだったのに、結婚してから、どうして働かなかったの?もっともパパンが働かせなかったから仕方ないけど、ママンはきっといいキャリアウーマンになっていたかも」
キャリアウーマンなんて言われて、少しいい気分になりました。
そんなことを昨日のドラマで思い出しました。
そして、そんな女の行く末は
19才の私
24才の頃の私
29才の私
82才の私
ずいぶんおばあちゃんになりました