本の話

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私と本の出会いは70年以上前です。

幼少期、田舎だったので本屋もありません。

父が年何回か大阪に行った折、本を沢山買ってくれました。

それは「イソップ物語」とかアンゼルセン童話、グリム童話、日本の昔話(桃太郎、一寸法師、かぐや姫、かちかち山・・・)などでした。

明治生まれの父が自身も読んだことがない童話を知っているはずはなく、多分本屋の店員に聞いて買ったのだろうと思います。

読んでくれたのは母でした。

就学前、字を読めるようになってからは自分で読んでいました。

私が住んでいた町には本屋はなく、文房具屋が1軒ありました。

その文房具屋に、小学校の高学年の頃、「少女ブック」を取り寄せてもらって購読していました。

クラスにそんな雑誌を買ってもらっている子供はなくて、私は読んだあと、友達に貸していましたが、クラス中の女の子が回し読みして、私に戻ってきた記憶はありません。

 

学校時代は学校の図書室から借りて読んでいました。

中学校の頃は図書部に入りました。

図書部の部員は新刊書を先に読ませてもらえるからでした。

中学時代、日本の文豪と言われる作家の本はほとんど読みました。

高校生になって、粋がって外国の本も読んでいましたが、ほとんど覚えていません。

この頃からベストセラー本が言われだして、五味川純平の「人間の条件」が印象に残っています。

 

大人になってからは島原まで買いに行ってました。

この頃、モーパッサンの女の一生やパールバックの大地などを読みました。

 

読書家の夫と結婚したのに、蔵書も沢山あったのですが、家事と育児で手一杯で全然読書する時間がありませんでした。

子供達に手がかからなくなって、少しずつ読書することも出来ましたが、私が買った本は夫が捨ててしまうので、蔵書としては残りませんでした。

夫から言わせると私の選ぶ本は低俗な・・・というのです。

夫の蔵書は難しくて私はほとんど読んでいません。

 

夫が定年して、それまで購入していたけど、図書館を利用するようにしました。

経済的にも余裕がなくなったこともありますが、これ以上本を増やすことを止めたのです。

図書館で借りるのは無料ですのでいいのですが、2週間と期間が限定されるので、あとで読み直すことができません。

そこで、何を読んだか、読書ノートを記入しています。

借りた日(読了した日)、作家名、本の名、簡単な内容を記入しています。

私は同じ作家の作品を読破する傾向がありますので、続けて読みます。

古くは有吉佐和子、向田邦子、松本清張、宮尾登美子、山崎豊子・・・・

近年は浅田次郎、帚木蓬生、葉室麟、角田光代・・・・はほとんど読んでいます。

葉室麟が亡くなって、残念です。

 

ところが昨年は図書館も2回行っただけで、俳句関係の本を読んだだけでした。

息子が池井戸潤の本を沢山持っていますので、池井戸潤の本を5~6冊読みました。

 

さて今年は近くに新しい図書館も開館しましたので、大いに読書をしようと思います。

 

先日、読んだ本は清川妙さんの「九十歳 生きる喜び 学ぶ楽しさ」です。

清川妙さんは以前新聞に「学び直しの古典」というのを連載されていて読んでいましたので、読んでみました。

老いを生きる格言が随所にあり、考え深いものを得ました。

”なにか挫折をかかえた人が、自分をなだめ、励まし、われとわが心に言い聞かせて、最後はだれの手もかりずに前を向いて歩き出す”

”意識しないような短い時間が絶え間なく経過してたちまち最後は来る”

心にしみる言葉です。