開けないドアドアを開ければ 憧れの空間がある。 でも そのドアをあける鍵がない。 鍵を貰う手立てもない。 憧れが酷く滑稽なものに感じてしまうとき、 わたしはふたつを 失うのだ。 けれど。 そのぶん空いた容量に せっせと種を蒔こう。 それぞれが立っている 踊る阿呆に見る阿呆 どうせ阿呆なら踊らな損。 全員阿呆というところが 妙に味わい深い。