あなたが
全く新しい
生き方を始めようと
準備する時
お相手との間に在った
一握りほどの
思い出も
手放す時がくる
これっぽっちしかない
大切に
大切に
持ってきた
お相手の思い出
消えていくようになる
忘れてしまうことが怖くなる
この思い出達も
無くなっちゃったら
お相手との 繋がりが 切れてしまう
だから
あなたはね
一生懸命
ぎゅっと思い出達を
自分のもとへと留まらせようとする
消えて行こうとする
思い出 達
あなたから薄らいでいこうとする
記憶 達
あなたが
出来ることは
お相手の残したものを
あなたのもとに
留まらせることじゃない
消えゆこうとするもの達を
そのまま
消えゆきたいという願いのまま
消えさせてあげて下さい
したいようにさせてあげる
それは
まるで
古いお相手を
あなたという場所から
解放してあげるように
もう大丈夫
好きにしておいで
お相手との思い出ってね
アルバムの中に
閉じ込めておくような
思い出じゃない
解放してあげる
新しい生き方へ
あなたがシフトチェンジする時
あなたは
慣れたその場所を離れることで
新しい場所へ向かうことが出来るもの
慣れた場所にて持ったもの
全てを
手放し
向かうこと
だから
その先に
まだ触れたことのない
全くもって
新しい もの が用意されるのだと思う