くりはま花の国 ゴジラ | 酒と散歩の日々                                               

 2ヶ月ほど前、観音崎にある1/10縮尺のゴジラの足跡のことを書いた。

 

 1954年に東宝が公開した「ゴジラ」。続々と新作が発表され、ファンも多い(私も小学生の頃からファンだ)。最近では、「シン・ゴジラ」が面白すぎてDVDまで買ってしまった。

 

 その最もオリジナルであるゴジラが上陸したのが、横須賀の観音崎であるという説がある。ただし、公式には「出現地は特定していない」とのこと。セリフとして、「観音崎北東15マイルの海中を北西に向け移動中のゴジラを発見し、京浜地区に警戒警報が流れた」というのがあるらしい。

 

 地名が映画の登場することから1958年に地元の篤志家の方が、観音崎のたたら浜にゴジラの像(=滑り台)を建造した(画像は、ネットで検索してみてね)。東宝がネーミングの許可を与えなかったので、「ティラノサウルス」像ということになっていたが、子供たちの目でみればどう見てもゴジラだった。

 このゴジラ像(と名乗らせてもらう)は、老朽化で1973年に惜しくも取り壊される。私も小学生時代に観音崎に遊びに行って、この像をみた記憶がある(さて、滑り台として遊んだかどうかは・・・)。

 

 今、そのたたら浜にゴジラの足跡だけが残っているというのが前回の話。そこに、この足跡が設置されたのが1999年と書いたが、それは間違いであったよう。この年は、「くりはま花の国」に新たのゴジラ像が作られた年であった(足跡がいつ作られたか、ググってみたが有用な情報はヒットせず もしかしたら1999年の可能性もある)。ちなみに、足跡があるのは旧ゴジラ像があった場所ではない。

 

 前段が長くなった。10月のある日、花盛りのコスモスと久しぶりのゴジラに会うために「くりはま花の国」へ出かけた。コスモスの様子は昨日アップした通り。

 

 コスモスが咲き誇るところから、長い坂道を登って行っての「冒険ランド」。子供たちが遊べる遊具があるその広場にゴジラは建っている。

 

 

 超リアル。とても高さ9mにはみえない。観音崎にあった旧ゴジラ像をリスペクトしてかこのゴジラも滑り台となっている。

 

 

 ちょうどお腹のところから登って、しっぽの先のところへ滑るようになっている。

 

 

 このゴジラは、地元商工会の皆さんが企画を立て募金を募り、建造された。像の下のところにあるプレートには、そのいきさつと寄付をされた方々の名が刻まれている。もちろん、今回は東宝も名前の使用を許可してくれた。

 

 

 

 ゴジラは時代とともにデザインが少しずつ変化していったけど、いったいどの時代のゴジラがモデルなんだろう。調べてみたもののわからなかった。顔をアップすると耳(?)があるんだよね。これは割と初期のゴジラっぽいの。ただね、こんなにマッチョな感じではなかった気がする。

 一番有力そうなのが、このゴジラ像が企画され始めた頃の1993年「ゴジラvsメカゴジラ」に登場するのが似ているように思える。

 

 

 高圧電線がやっぱりゴジラに似合う。

 

 

 逆光もまたよし。

 

 また、そのうち会いたくなるんだろうなあ。