自分のテンションが落ちているとき、テンションが上がるものが欲しいんですよ。
私が今一番テンションが上がる創作物を作る方たちがこちら。
竹輪大学大学院言語学研究室です。
竹輪言語研究のvol.2とvol.4がやっと買えたんですよ!!
うれしーー!!
こちらの大学紀要がどんな内容なのかは
よかったら竹輪大学さんのツイッターとか見ていただいて。
※ちなみに、この大学は実在していません。
若手言語学研究者のユニット名になります。
最近このユニット名で寄稿された書籍が以下2冊です。
恋って何ですか?
わたしの外国語漂流記
いわゆるYA(ヤングアダルト)世代に向けた書籍です。
YAは13才~18才頃までを対象としています。
私は、YA図書は本に普段触れない人の糸口でもあると思っています。
YA図書の本来の立ち位置は、子供でもない、大人でもない人のための本です。
ただ、私も30数年生きていると、精神的な意味でどこにも属していない時期というのは、大人になってもあるよなと感じていて。
子供のように経験が少ないわけではないんだけれど、新たなきっかけが欲しいという大人にも、YA図書は向いているのではないかと思うんですよね。
小説以外の、分類別になってる物は特に。
あらゆる分野を極めると、それは他者から見てとてつもなく高い山であったり、深い谷であったりします。
その道を極めた人物の体験談や、その人の言葉というのは貴重なものです。
長い時間かけて身に着けたものがある人の言葉は、自分という枠を超えるきっかけを与えてくれます。
これから人生の岐路に立とうとする人には、指針になったり、物事を始めるきっかけになったりすることもあります。
そこに到達するまでには必ずはじめの一歩があるはずなんですけど、その一歩目を踏み出すきっかけはなんだったのか?とかね。
聞いてみると自分にも新たに選べる道が見つかる気がします。
あとは、実は本を読むのあんまり好きじゃないっていう人とかもいるよなぁと思っていて。
そんな人にも、とっかかりという意味ではおすすめです。
YA図書を読んで、ちょっとこの本も読みにくいから、もっとさかのぼって児童書から読み始めてみようかしらとか。
自分はもう少し専門的な物の方が読みやすいなとか。
現状をとらえるのにも向いているかと。
昔、知人に「本読むのあんまり好きじゃないねんけど、どうしたらいいんかな」って聞かれたことがあって。それ以来ずーっと考えてはいるんですよね。
その時はうまく答えられなかったもので。
どうしたら。っていうか、何から読んだらいいかってことだよなーって。
本を楽しんで読める人って、自然と読めるようになった方が多いので、読めるようになった最初のきっかけがわからない人が多いのかなって思ってて。
自分がそうだから思ってるだけなんですけどね。
なので、当時は
何からって?えー、初歩だと絵本?
でも成人男性に響く絵本って?
とかで考えが止まってしまってました。
いや、そもそもその人が絵本読む気かどうかも聞けなかったんですけどね。
まあ、本以外にも楽しみ方なんて星の数ほどあるので他のものがお好きなら全然それでもいいんですよ。
ただ、義務教育で文章を読むことが定着化されていると、「読まなければならない」という気で読んでる人はたくさんいらっしゃるんじゃないのかなーと。
強制されてると、楽しめるものも楽しめなくなったりするじゃないですか。
私の場合、それは料理なんですけど。
自分だけの栄養管理なら自己責任の範囲で実験として楽しめるんですけど。
他者が絡んでくると、栄養管理責任とか在庫保持責任とかエンタメ要素とかなんかいっぱい求められてる気がしてね。そして片付けのことまで考えるともうほんと頭パーンてなります。
あーやだやだ。
文章に対してある程度までの情報を読み取れなければならない。というのと。
えーなんか行飛ばしながら読んでるけどめっちゃ楽しいのわかるー!あがるー!
超楽しーーー!
っていうのは全然違うんですよね。
私は必要に迫られて、岩波少年文庫を苦しみながら読んだりしたこともあるので。
ほんと、ロビンソンクルーソーはびた一感情移入できないし。
もう最初の船沈没で私死んだー。ってなってしまって。幽霊な気分でしか読めないのです。あれ。
でもサバイバル生活の名作だとは思う。
義務と楽しみは全然違いますしね。
でも楽しみを知らないと続かないなとは思うんです。
本を読んで楽しいなと感じたことがある身としては、どんな本でも楽しめるとか、そんなことは言えません。
ただ、楽しいと思うもので基礎体力を増やしとくと、ある日思いもよらないものが読めたりするんですよね。
だからねー、なんか、どんな本にも出会うきっかけみたいなところは用意しときたいなと思ってて。
なので、なんかすごい頭いい人たちがすごいエンタメをしようとしてるぞ!っていうのを感じる竹輪大学さんはほんと大好きなんですよね。
これをきっかけに言語学に興味を持ったり、なんだか意味はわからんけどすごい面白いなこの漫画!?っていう不思議な体験をしていただけたらなーと思います。
もうほんと、自分が楽しむための読書なんて、別に内容を覚えておく必要はないとおもいます。
なんかよくわからんけどすごい楽しかったぐらいでいいんじゃないかな。
と、自分にも言い聞かせながら終わる。