抗うつ薬 分類と構造 | Coffee of Cusie

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薬剤師ですが、仕事内容は行政です。学生時代は、数学、物理学、化学、生物学に特に興味がありました。

プリンターを最近買い替えました。

スキャン技術が以前のものよりも大幅に向上したので、積極的にスキャンした画像を活用したいと思っています。

アメーバブログさんではかなりのデータ量まで投稿できるようなので(たった今知りました)、これからはスキャンした画像も皆様に提供して行きたいと思います。


今回は、抗うつ薬です。

『今日の治療薬 2012年版 南江堂』を参考に抗うつ薬を分類してみました。

構造式に関しては、『日本の医薬品 構造式集 2011  財団法人 日本医薬情報センター編(JAPIC)』を参考にしました。(一部、医療用医薬品添付文書を参考にしました。)

薬理作用(臨床適用)別に、網羅的に構造式がまとめられている書籍は僕の知る限りありません。(詳しい説明付きだと、様々な辞典があります。しかし、一ページにまとめられていないと見にくいですよね。網羅的じゃなければ、薬理学や医薬品化学の教科書でことが足りるのですが。)

そこで、勉強も兼ねてつくってみました。

ご活用頂ければ幸いです。

一般名は、ナトリウムなどの金属イオン等を省いています。

また、「」で先発品名も記載しました。

注意:薬学部4年生のど素人が作ったものです(投稿する目的で作ったものではないので、見にくいと思います)。意欲的な方はご自分でまとめられることをオススメします。





・三環系抗うつ薬と四環系抗うつ薬にはかなりの構造の類似性がみられます。

・NaSSAであるミルタザピン(リフレックス等)は、四環系抗うつ薬であるミアンセリン(テトラミド)と非常に構造が良く似ています。ミルタザピンは比較的新しい薬(2009年9月収載)ですが、構造式からは新しさを感じませんね。