近頃の私は
手紙を書く機会が
増えました。
メールが主流の
この時代に―
『秘密のたからばこ』を
友人に手渡す時には
心を込めた直筆の手紙を
必ず添える。
このプレゼントが
その人にとっての
最良で最高の贈り物だと思っている
著者:佐藤和也さん
そして、この度
15年ぶりに
ある友人に手紙を書いた。
東京にいた頃知り合い
その友に出逢わなかったなら
その後の人間関係がすべて存在しなくなる
私にとっては重要な
キーパーソンだった。
『秘密のたからばこ』を
どうしても伝えたくて・・・
あの頃の友人たちに
どうしても伝えなくちゃって
思ったんだ。
携帯番号もわからない…
実家にあった彼の実家のアドレスだけを手掛かりに―
あまりに唐突で、
きっと驚くことだろう
返事があるかどうかは
分からない。。。
そこから先は
相手自身が決めること
本が再び仲間を呼び集めてくれると信じ…☆
あのとき、
東京23区内の外れの方の街で
引っ越したばかりの新築アパートの隣の部屋に後から入居してきた彼
G.W.に静岡の実家に帰るから植木の世話をしてほしいと、隣人の私に預けた小さな幸福の樹。
それが知り合うきっかけだった。
もちろんその時が、
初顔合わせ。
まだお互い10代だった頃。
数日後、うなぎパイを土産に植木を引き取りに来た。
仲良くなったのは、それから半年ほど経ってから―
ちょうどこんなハロウィンが間近な時期だった☆
あんな偶然みたいな出来事だったけど、
こんな風に筋書き通りに出会う運命だったのかもしれない。
あの時代に流行っていた
トレンディドラマみたいだねと
人から言われた。
今の時代の殺伐とした大都会では、こんなエピソードも稀有な話だろう。
最後に彼と連絡をとった時には、
電話口で、
浜名湖の湖畔のアトリエで
日本画家の彼女と暮らしていると話してたっけ。
今、彼と彼の家族が
幸せならいいな、と思う。
どうか、この先の未来で
また再会出来ますように
一人に伝わることで
そこから何人にも広がっていく可能性を信じる。
どんな風に思われてもいい。
ただ、どーしても
この本を読んで欲しかっただけなんだ。
だから、勇気を出して手紙を出したよ。
ご連絡お待ちしています。
返事があれば、即
この本を贈りたいと思っています
まゆさん
「ラブレターだよ」
五年前に訪ねた浜松城。
現在、親戚の若夫婦がラーメン屋を営んでいたり、
別の友人も東京を離れ市内に家を建て家族と共に暮らしている。
彼らに会いに何度か足を運んでいる、
私にとってはご縁のある土地。
昔、いつもお土産にうなぎパイ持参の「浜松のおじちゃん」という存在があり、幼い頃から馴染みのある「夜のお菓子」でした。
偶然にも、その方の名は
「佐藤さん」と言います。