電話
「今日は繋がる気がした」
心が躍るような台詞も白々しく耳をすり抜ける
選んで発する言葉と強引に探した話題に無理にテンションをあげる
こんなにも離れてしまったように感じているのに
お互い気付かない振りをしている
義務ではないと感じていても
すれ違った時間を埋めるのは簡単ではなかった
一瞬過ぎった彼の唇をかき消せない君の声
あんなに一瞬に居たのに
思い出す事もできない熱
ただひたすらに待っている電話
忘れさせる事が出来ない着信
もどかしくても 抜け出せない想いを
彼も抱えて居てほしい
これはほんの
片想いの始まり