土方央子(ひじかたひろこ)です。




マイヒストリーを書いている時に

出てきたもう1つのヒストリー。

 

今日はこの続きを書きたいと思います。

 


 

小学校時代に与えられた

部屋は何の愛着もわかない、

細長い洋室でした。

 


 

この部屋は元々、応接間として

作られた部屋だったようで、

中学に上がるタイミングで

この部屋とはサヨナラ。



この部屋は元の応接間としての

役割を果たすように。

 

 


そして私が次に与えられた部屋は、

新しく建てた2階建ての方の1階に

ある、真ん中の部屋でした。

 

 


 

ふふふふ、分かります?

真ん中の部屋、の意味。

 



 

そーーーなんです!

部屋と部屋に囲まれた、また

壁のない部屋だったんです!!

 

 


 

…ちょっと想像できないでしょ?

部屋と部屋に囲まれた??

 

どういう意味??

 

 



 

説明しよう。



新しく建てた2階建ての家は、

あくまで母屋(というか平屋)

の付属であって部屋数もそんなに

多くなかったのですが、

 


 

両親の衣類やら母の着物などを

まとめて置くクローゼット部屋?

みたいなところと母の趣味である

書道をたしなむ部屋(いわゆる母の

アトリエ)があり、

 

 


私に与えられた部屋というのが

そのクローゼット部屋と母のアト

リエと引き戸1枚で繋がっていたんです。


思い出して書いてみました。

分かりにくいかな。。
 

 


なぜこのような間取りに

したのか私にはまったく

疑問しかないのですが

 


とにかく

クローゼット部屋とアトリエに

行くには私の部屋からしか出入り

できない、という。

 

 

てか、そんな部屋を私に

与えた、という(笑)

 

 

 


私は、小学校時代のあの部屋

以上に収納のない部屋

過ごすことになってしまった

のです。しかも和室。

 


 

そして、田舎の一軒家なのに

なぜかとても暗かった、この家。。

1階だから当然めちゃ暗い。。

日中でも電気をつけないと

いけないくらい。

 

 


 

中学に入る時に机を新調して

もらい、本棚も買ってもらって

家具に関しては不満はなかったの

だけれど

 

 


常に人が出入りするストレス…

そして机と本棚で壁を占拠され

ベッドが置けない。

というか!

和室!!!

 



プライバシーもへったくれもない!

可愛くしようにも畳に布団!

 

 


またまた私のテンション、

というか「どうでもいいや」

感がでてきて。

 

 

その上、もう1つ、

最大にして最悪な出来事が。

 

 

それは


父が勝手に入ってきて勝手に

私のモノを色々触る。

勝手に片付ける。

 

ということ。


 

…引きました…?

引きますよね。絶対引く。

私なら引くもん。

 

 


小学校の頃から私の

ランドセルや制服を片付ける

のが父の役目でした。

そんな父からしたら、その延長

という気持ちだったのでしょう。


ちょっと部屋に入った時、

何気なく見たら私の机の上が 

ぐちゃぐちゃ。

 

 


何の気なしに触っていたのでしょうね。

 

 


でももう私は小学生じゃない。

中学生。色々とモノも増えるし、

自分なりの置き場所もある。

 

 

触ってほしくない。

 

 

 

何度も何度も言いました。

「勝手に部屋に入らないで。」

「勝手に色々触らないで。」

 

でも父には全く響かなかった。

 

 

「放っておいたら大変なことになる。」

だって。

 

 

これは高校生になっても

変わりませんでした。

 

 

夜勉強して、途中で終わった

ところを開けたままにして

学校に行く。

帰ったらまたそこからやればいい、

そのつもりでそのままに。

 

 

でも帰ってきたら

それらの本、ノート、

参考書、全て閉じられて

きっれーいに重ねられ、



ご丁寧に使っていた

文房具までピシッと

揃えられてある。

 


 

…てか、父はいつ部屋に

入ってたんやろ?




父親は変に几帳面なところが

あるので出勤前に必ず全部屋の

戸締りをチェックしてたんですよね。

だからその時にやってたんだろうなー。

 

 

 

もう何回言っても聞いてくれないし

(元々父はそういう人間)

多感な時期の子が使うには

あまりにもプライバシーが

なさすぎるこの環境。

 

 

 

またまた私は自分の部屋に

愛着が持てず、とにかく早く

この家から出ようと思っていました。


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