10月のライアー教室おさらい会
プログラムが出来てまいりました。
今回は非公開開催なので、公表できませんが、
有名なクラシック曲からアイリッシュや童謡、
中世の聖歌など、様々。
生徒さんそれぞれが
今までに取り組んでこられた
充実したラインナップ
むしろ多くの皆様にお聴き頂けないのが、
大変残念です
でも、生徒さん達には、
来年以降の本番に向けての
リハーサルのつもりで
取り組んで下さいねとお話しています。
一つの舞台を経験すると
驚くほど飛躍しますからね。
1回の舞台は
100回の練習に勝る
です。
そして今年のおさらい会には
期待の新星が
今年からライアーを始めた
小学5年生の男の子が
お母様とデュエットで演奏します
ライアーを始めるきっかけは、
お母様がずっと前から
ライアーを習われていたから。
「自分からやりたい」と言うので…と
お母様からのご依頼で、ご一緒に
ファミリーレッスンを続けてきました。
そして彼が自分から選んでくれた曲は
日本の唱歌
「ふるさと」と「里の秋」
すごいハイセンスな選曲ではないですか
理由は「小学校の授業で習って好きだから」
私は、美しい日本の歌を素直に好き
と言える彼の感性がとても嬉しかったです。
大人の生徒さん達にも
彼の選曲の事をお話したら
「ぜひ聴きたい!」
と既にファンがいらっしゃいますよ
でも一番素晴らしいのは、
ご両親様の姿なのですよね。
お子さんが自らの「やりたい」
と言う気持ちや言葉を大切にされています。
お子さんに「○○をやらせてあげたい」
「子供には○○になってほしい」と、
お子さんが自ら言葉を発する前に
レールを轢くことは簡単です。
勿論、それも愛情の一つ。
でも、それって、
大人側の「期待」や「願望」であって、
「親がしたい事(もしくは、してほしい事)」
に置き換わってしまっていませんか?
これは親子関係だけでなく、
師弟、上司部下などの
上下関係でも見られます。
そうは言っても
「うちの子、やりたいと言っても
すぐ飽きてしまうんです
(やりたいという言葉を
鵜呑みにしていたらお月謝が大変)」
と溜め息をつかれる
親御さんもいらっしゃいます。
そんな時は
「なんて好奇心がいっぱいな子なんだろう」
と思います。
きっとそんなお子さんは
「やってみないと分からない」
チャレンジ精神が旺盛なんです。
やっていく中で、
きちんと選び取る事もできますし、
色々やってみた事が将来に役立つ
場合だって多いと思います。
子供の言葉を「待つ」って、
ものすごく大変です。
でも「親」という漢字を分けると
「木のそばで立って見る」
のが親だそうですよ。
実は
「ただ見ていてあげるしかできないのが親」
であり
「たった一人でも見ていてあげられるのが親」
でもあるとの事。
子供は誰しも、
ものすごく敏感で感性の塊だと思います。
そんな素晴らしい魂を持って、
この世の中に誕生してきています。
天国に近い存在ですしね
親や周りの大人、仲間の表情や声色から、
無意識にも
「あー、こうしてほしいのかな?」
と感じとって、
自らをそちらの方向に流します。
だからこそ、
周囲の、特に身近な存在が重要になります。
そして、もう一つ。
過剰に「期待」をしない。
期待は時に、人を追い詰めます。
ライアーを習っている彼のお母様は
習い始めの頃、
「自分から言い出しましたが、
学年的にもいつまで続けるかは
分かりません。
それでもライアーを通して
何か素敵な思い出を
作ってくれたらいいなと思っています」
と仰っていました。
私は、お母様の言葉を伺った時に
「ちゃんとお子さんの
選択肢(時には逃げ道)を
心の中にそっと用意されていて、
慈しみ深い方だな」
と感動したものです
ですので、
期待の新星と書きましたが、
本当の大切な目標は、
彼とライアーとお母様との
思い出づくりなのです。
私はその舞台を準備し、
お手伝いをする役目。
きっとどんな経験も良い思い出に変えて、
豊かな人生を歩んでいかれる事でしょう。
迷った時、挫けそうな時に、
支えてくれる礎になる事でしょう。
ライアーと共に、
貴方の人生をずっと応援しています。
男性のレッスンは、親子&ご夫婦の
ペアレッスンのみとなります
桐朋音大研究科、二期会オペラ研修所修了
第12回レ・スプレンデル音楽コンクール声楽部門第3位(1位なし)
第10回長江杯国際音楽コンクール第3位
ライアー響会会員、ライアー教師コース第3期修了
中・高校教員免許、日本ムーブメント教育療法指導者
療育センター音楽ボランティア、知的障がい児入所施設勤務経験有
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