公認心理師 過去問研究[1116] 第7回悉皆検討〈89〉コミュニケーション理論 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問89    説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートを仮定する理論やモデルとして、最も適切なものを 1 つ選べ。
1)  接種理論
2)  防護動機理論
3)  二重処理モデル
4)  精緻化見込みモデル
5)  心理的リアクタンス理論 

 

 

 

解は、4

 

1)  接種理論:総務省サイト参考資料

「総務省プラットフォームサービスに関する研究会(2023/5/11)

エコーチェンバーとフィルターバブル: プラットフォームが促進するフィードバックループ」

笹原和俊(東京工業大学 環境・社会理工学院)

接種理論の応用(上記資料のp36を以下に一部転載↓)

• 弱い挑戦で抵抗力を養成し、説得への免疫を身につける (McGuire 1961) • エコーチェンバー等にも同様のアプローチが使える(かもしれない)。

Y. Jeon et al. CHI (2021)


2)  防護動機理論

 

3)  二重処理モデル Dual process theory


4)  精緻化見込みモデル Elaboration likelihood model、略称:ELM


5)  心理的リアクタンス理論 psychological reactance

 

 

 

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