公認心理師 過去問研究[1106] 第7回悉皆検討〈79〉援助職のコンピテンシー | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問79  対人援助職のコンピテンシーの 1 つで、対象者とやりとりする中で 絶えず自己を振り返り、相手への影響を考慮しつつ自己の言動を調整していくことを表す用語として、最も適切なものを 1 つ選べ。
1)  自己開示
2)  反省的実践
3)  マインドフルネス
4)  メンタライジング
5)  関与しながらの観察

 

 

 

解は、2

 

🐱参考資料

「公認心理師養成カリキュラム検討委員会報告書

コンピテンシー・モデルに基づく公認心理師養成カリキュラムの提言」
(2023(令和5)年5月31日一般社団法人 日本公認心理師養成機関連盟)
https://kouyouren.jp/wp-content/uploads/2023/07/20230701.pdf 

p11の概念図を参照し、基盤コンピテンシー機能コンピテンシーの内容を確認しておいてください。消去法で必ず解ける5)は、基盤的コンピテンシーに挙げられています。今回は、今後のこのトピックをさらに深掘りした出題がなされる可能性を示す、教育指導的出題、と受け止めて、上記の資料(昨年最新のもの)を熟読されることが、第八回以後の国試受験者に、1点あるいはそれ以上の得点加算のチャンスをもたらしてくれると思います。

 

 

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