オンライン心楽の会2月の月例会は、全国オルタナティブ協議会代表の中川聡さんをお招きして、2021年に公開された、WHOと国連人権委員会のメンタルヘルスに対する人権と法律の指針と、我が国の対応の変化についての解説を行っていただきます。
2024年2月4日(日)13時〜15時(予定)
演題「WHOメンタルヘルスケア新指針の解説」
発表と対話:中川聡さん(全国オルタナティブ協議会代表)とお二人の当事者
コメント:ここりん理事
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参加費無料・出入り自由・ビデオon/off任意・ハンドルネームOK
講演の概要:
このWHOの新たなガイダンスでは、医学モデル、生物学的モデルに偏った現在のメンタルヘルス関連の施策を否定しています。
これは、精神科の生物学的診断とそれを元にした福祉政策の否定とも言えます。
精神医療サバイバーの当事者に質問形式で、否定された生物学的モデルの数々の人権侵害の実例等を語っていただきます。
本講演では、お二人の当事者からご自身の体験をお話しいただきます。
Hさんは、幼少期から続く家族問題、産後の不調などを経験されました。そこに精神医療が関わることにより、Hさんの快復のチャンスは奪われていきました。長年にわたる大量の服薬歴、17回の入退院を経て、薬の害に気が付き減断薬に成功されました。正常な思考を取り戻した精神科サバイバーが振り返る「この国の精神医療」についてのお話しとなります。
Nさんからは、ご本人から、お話しの趣旨の心づもりをお聞きしています。
「入院制度で困ってる人も助かってる人もいて、不具合はいろいろあったとしても患者や世論の意思通りにしたらいいというわけでもない、ただ改善の余地はある。」 そういった話になると思います。現状で命や諸問題のリスクを取捨選択した時、人権遵守が切り捨てられる話など。それを解決する現実的なビジョンの模索と課題もお話しできたらと思います。