久しぶりに子供たちの投稿です



つぶやきですお願い






土曜日


高校生の息子が通う学校は

月に一度くらいの割合で特別授業が行われる





先週の土曜日の朝の話


バス停に向かう息子は

いつもより3分早く家を出た。


土曜日のバスの時刻が、平日の時刻より2分早いからだ。




家を出て間もなく息子から電話があった。

急いで出たからなあ…

嫌な予感は的中



「自転車の鍵がテーブルの上にない?」と息子


「ないよ」と私

「じゃあ、制服のポケットは?」

(体操服で通学)

「ないけど」

「下駄箱かなあ」

(階段駆け降りる)

「2つあるけどどっち?」

「それ持ってきて」

(外へ飛び出す)

「2つとも?」

「うん、とりあえず」


「走らんくていいいよ」

息子の声が握りしめた携帯からアナウンスのように聞こえる


「バスは?」

「大丈夫」





すぐそこに息子の姿が見えた


バス通りも


息子は私の姿が見えると近くまで走り寄った


鍵を息子の手のひらに


まるでバトンタッチのように


息子は「ありがとう」と言ってダッシュした


瞬間だった


バスが通過した


乗り場は息子以外に待ってる人がいなかったので


通過した。


スピードを緩めることなく…




私は愕然とした。


バスに乗り遅れたこと…


私がもっと早く走れていれば!





でもそれよりも


鍵がない事実


自転車の鍵は本当に小さいから


あれほどキーホルダー付けてって言っておいたのに


いや


任せっきりにした私が悪いんだろう


ともかくバスを降りて直ぐの自転車置き場まで息子を車で送った。


(後から聞いたが、自転車に鍵がつけっぱなしだったそう)






学校が終わる12時過ぎ


またもや息子から電話があった。


今度は何?


「今、バス停だけど迎えに来れる?」


「どうした?」


「定期忘れた」


「お金払えば良いから」


「財布も忘れた」


「いつ気付いた?」


「今」


不注意で済ませられないほどの管理能力


一体どうしたものか…


私は言葉が見つからなかったが


落ち込んでいる様子が伝わった。


「朝、バスに乗れなくて良かったよ」


とりあえず慰めにもならないことを言った。




今日は制服で登校

あとで授業参観がある

見に行けると良いが

今日は仕事もある

5限目見れると良いな

きっと見れれば気分が救われる