日曜日はとんじる祭演目の1つ目の稽古でした。


今のところタイトルは「縁〜阿修羅城の瞳より」ということになってます。
まぁ、全体で1時間にしたのでね、どこまで魅せられるかはわかりませんが、想組が今まで和物芝居でテーマにしてきた、因業因縁、輪廻転生、愛と死、などなど、演出を含めて集大成になる予定です。
この日は前日に十二夜組と合同決起会の翌日。
朝まで一緒にいたメンバーは特に疲労が顔に出すぎてましたが、みんな読みづらい漢字と格闘しながら真剣に台本と向き合いました。
ほぼ配役が決まったので、曲を入れながら本読みをしましたが、半分は1月で既に経験済み。
中でも有峰・小松は後半のシーンで色々思い出して読みながら号泣するという。
二人は演出助手だったり、引き継ぎだったり、大所帯の稽古を一緒に引っ張ってくれていたのですが、役柄的に1つの役を全うするだけだったので、早替りや殺陣でめまぐるしく走り回る他の出演者たちを思い出して感極まったらしいです。
それだけ真剣に考えてくれているんだなと、ちょっと嬉しくなった瞬間でした。
リバレインホールという非常に狭い空間ですが、縁は総勢13名の出演です。
東京から神城も駆けつけますよ!
さすがに前回と同じ邪空は、本番当日参加では厳しいので、殺陣を頑張ってもらいます。
会場は天井が低いので、つっかえないか心配ですが。
今回の出演者は、半分は阿修羅城経験組、半分は想組出演自体が初めて組という、何が起こるかわからない、ドキドキとワクワクがいっぱい詰まった座組になりそうです。
あ。
阿修羅城出てないけど想組には準劇団員かってくらいいつも支えてくれる下枝くんが主演です。
前日の決起会で、神城からは電話にて、大和からは説教交じりにプレッシャーをガンガンに与えたので、十二夜含めて最後の想組を更に支えてくれることと思います。

 

決起会は十二夜組ととんじる祭組と合同だったので、総勢17名という事務所収容人数の限界を超えたんじゃないかと思います。
いつもは3人くらいが朝まで残るのですが、この日は10人近く残っており、朝までワイワイ賑やかすぎる会でした。
集合写真撮り忘れたのだけが心残り!
一瞬離脱したローラを枕に撃沈する前田さんの写真だけどーぞ(笑


初めましての人がたくさんいたので、自己紹介タイムをかしようと思っていたのだけど、予想外に早々に盛り上がって、声を張らないと聞こえないくらいだったので、もう、そのまま自由に盛り上がっていました。
大人がそこそこいたので、小道具用にハエルさんが持ってきてくれた「AMORE」というワインもあっという間になくなり、普段の稽古じゃ時間なくて話せないことも、お酒の力もあって(笑)たくさん話せたんじゃないでしょうか。
想組を最後と決めてから、こんなに大勢に囲まれて、みんなが泣いたり笑ったり、眺めているだけでとても幸せです。

 

十二夜稽古は、数少ないダンスの揃える詰めの段階になって、敢くんがロケットボーイで入ることになり、猛練習中です。


でもさすが敢くん。
振り覚えが早い!
とってもカッコウザい仕上がりになってるかと思います。
細かいところはこまっちゃんが揃えてくれたり、演出上、行き詰まったら相談したり、今回も一番若手なのにしっかり支えてくれる頼もしい子です。


下枝くんも初の女形、ますます色っぽく、可愛く、稽古場でこまっちゃんとはわはわしながら見ています。
そして今回からフリーとなって初参加のハエルさんは、私の目が届かないところを見つけてさりげなく支えてくれてます。
ハエルさんの男役は、それはもう、かっこいいし面白いし、大和の理想のトービー役を演じてくれています。
そして十二夜と1週違いで本番を控えてる栗野さん。
だんだん、大人でカッコよくてイイ匂いで優しい栗野さん、っていうイメージがガッラガラに壊れて来ましたが、お稽古場で真摯に役と向き合う姿は、他出演者へも良い刺激になっていると思います。


そして先日、ダンス動画を東京の神城に送ったところ、九産大の後輩である濱石ちゃんの上達ぶりにいたく感動していました。
筋肉なさすぎて真っ直ぐも立てないんじゃないか?ってほどヒョロッヒョロだったんですけどね。
相変わらずほっそいですが、ロケットもしっかりついて来れるようになり、何よりサー・アンドルーという役が当たり役すぎて、毎回、お稽古で何やってくれるか楽しみになりました。
時々、神城と良く似た表情や芝居をするのも面白いところです。

十二夜のお稽古はあと2回。
久々の市民会館で完売の心配はないので、是非是非、足を御運び下さい。
誰も死なない、想組初の古典ラブコメディで最後のミュージカルです。