先の連休に釜山に行ってから、
目下、予想を上回る韓国料理かぶれにかかっているようです。

新鮮な魚、貝、蟹はもちろん、
プルコギに焼肉などの肉料理、
小麦の麺で作られるミルミョンという冷麺も。
今回は頂けなかった、ぬたうなぎも気になりましたが、
街の活気が盛んになるのが至極ゆっくりめなこの街で
朝7時から開いているおかゆやスープの店が、
殊に出色揃いだと感じました。

ここは西面(ソミョン)の、河東ジェチョッという店。


日本人もちらほら。
殆どがしじみのスープ定食を頼みます。

飲み過ぎ、食べ過ぎの胃にするんと入るしじみとニラのスープに、剥き身の辛味和え、ふっくら揚げ焼きされた魚、古漬けキムチと冷奴、野菜のナムル、スンドゥブ、各種漬物、葉野菜が、次から次へ所狭しと並べられました。


前の晩がいかに腹十二分あせるでもするりとおさまる、
朝のごちそう。
お店の皆さんも明るくて、誰もが笑顔になれる店でしたほっこり

元気一杯で歩き出したら、西面市場、国際市場、富久市場、と釜山の暮らしを支える市場が
あちらにも、こちらにも。






市場はどの店も、女性が元気。


珍しい市場のパティスリー。
釜山のケーキ店では、大抵パンも作っていました。


手前は生のワタリガニを醤油だれに漬け込んだ、
カンジャンケジャン。
専門店もあるほどの名物のよう。
タクシーの運転手さんにも、海辺の海雲台(ヘウンデ)にあるカンジャンケジャンの店を勧められましたよ。


カット前のトッポギ。
甘辛く煮るのがお馴染みですが、
屋台のおでんの鍋の中で、串に刺して煮込まれていました。


なぜか昭和の中頃を思い出す佇まいのお菓子たち。



様々な身体に良い穀物を粉末にしていました。
牛乳などに混ぜて飲むほか、水で練ったら石鹸としても素晴らしいそう。

この街の富久市場の乾物屋さんで教わった、
干した鱈の料理も、朝ごはんにぴったり。
プゴクッというスープです。
サイズも豊富、お手頃で手に入りました。


帰ってから、何度となく朝食にプゴクッ。
真似しておかずに漬物、並べてみたりして。




*プゴクッ(干鱈のスープ) レシピ

干鱈は水洗いしてひたひたの水で柔らかく戻して絞り、裂いておきます。
これを刻んだにんにくと唐辛子少々とともにごま油で香ばしく炒め、鱈の戻し汁と出汁を合わせて注ぎ、野菜も加えて中火で10分ほど、野菜に火が通るまで煮ます。
出汁は韓国のダシタでも、鶏ガラスープでも、いりこ出汁でもなんでも合うのが面白いところ。
野菜も豆もやしや大根、人参、ニラ、白菜、しいたけ、ネギなどなんでも。
ちぎった豆腐を入れたり、卵でとじても美味しいそうです。味付けは塩胡椒だけで。

Google翻訳で、
二日酔いだけでなく、美肌にも良いと教わりましたよ。


この国で日本製品の不買運動が始まっていることもまるで知らず…
優しい人にたくさん出会っては助けてもらった四日間でした。

違いを認め合い、
これ以上、民間レベルに影響が出ませんように。