残暑お見舞い申し上げます🎐
連日猛暑が続いていますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
夏休みと言えば…海水浴、夏祭り、花火と楽しいワードが思い浮かびたいのですが…個人的に真っ先に浮かぶのは宿題です!
大学生の長男、高校生の長女はもはや知らんぷりの域なのですが、問題は中学生の次男。
一学期の三者面談。小学校低学年でも総合点を暗算できるような数字を並べた成績表を目の前にして、何も言えない親子(笑)
とにかく夏休みこそ変われる時や!!
早速、次男が取り掛かったのは家庭科。
(5教科からとちゃーうんかい)
料理を5日間担当します。条件は包丁を使うこと。
「これはな~カンタンやで!!任せて!」
数日間見ていると…
1日目:そうめんをゆでる→キュウリを切る
2日目:そばをゆでる→ネギを切る
3日目:うどんをゆでる→ハムを切る
おいおい、ちょっと待て!!それはなんや!?
「包丁も使ってるし、条件は満たしてるから大丈夫やで!!」
まぁ、確かにそうなんやけど…
一日だけ写真を載せることになっていたので、考えた結果は焼きそば。
(ちなみに、ここでは豚肉、ちくわ、キャベツ、タマネギと4種類も!?切りました)
全て麺類で完結させた家庭科。先生はこれを見てどう思うのか。
すでに二学期の三者面談で何も言えない状況になるのが予想されます
親戚揃って夕食を共にする時間もできました。
と言うか、8月生まれが多いのでお盆云々というより8月お誕生日会が本当の名目です。
来年4月から小学生になる姪っ子はまだ時計が読めないということで、何かいい方法ありませんか?と義妹。
いずれ読めるようになるから焦らんでいいと個人的には思いましたが、やはり頼られた姉としては何かしなくては(笑)
「それなら…」と思い出したのは、絵本『とけいのほん』
作者は『じゃあじゃあびりびり』でお馴染みの、まついのりこさんです。長女も時計が読めなかったので、この絵本を毎日読み込んでいました。
「見つけたら持って行くね~」と約束し、自宅で探していると…自分にとって大切な絵本を発見。
久しぶりに見つけたのも何かの縁。絵本についてブログを書いてみよう。
『ガラスめだまときんのつののヤギ』
私の拙い記憶の中では、これが一番最初に読み込んだ絵本。
出会いは年長で、これは実際にその頃に読んでいた絵本なのです。
どういうこと!?て思いますよね(笑)
保育園を卒園し13年後。短大2年生になった私は自分が卒園した保育園へ実習に行きました。
いつか自分がお世話になった保育園で先生として戻りたい。
先生(仮)という立場ではありましたが、子どもたちから「先生」と呼ばれた幸せと、絶対に本当の先生になる!とさらに奮起させてくれた20日間の実習。
それが終了し園長先生から反省会と慰労会を兼ねたお時間を作って頂きました。
その際「今、図書館へ譲ることを検討している絵本があるから、よかったら好きな絵本を持って帰ってもかまいませんよ。」
そして、見ていた時にこの絵本を見つけます。
「あっ!!私が年長の時に読んでた絵本や!!」
我を忘れて叫びました(笑)
「えっ!何で分かるの??」
「この裏表紙の‘しろぐみ‘の字。何度も読んだから覚えています!!」
「実習頑張ったご褒美で保育の神様からのプレゼントかもね」と、快く譲って下さいました。
もちろんその後はあの頃のように何度も読み返し思い出に浸っていました。
母になりわが子にも読み聞かせてきましたが、絵が独特だったためか、子どもたちのお気に入りにはならず
立ち寄った本屋さんで絵本コーナーを見ていたら、この絵本がハードブックになって置いてありました。
どこかで私と同じように、この絵本を気に入って読んでいるお子さん(はたまた大人!?)がいると嬉しいな
ココロで不動の人気絵本『ぱんだ銭湯』『やさいさん』のtupera tuperaさん。
先日のNHK『あさイチ』プレミアムトークで出演されていました。
ご夫婦でもあるお二人の話は時折、自分に重なるものがあったり、こんなお母さんになりたいなぁ、こんな旦那様やったら私の子育ては違ってたかも、なんて羨ましがったりしながら拝見しておりました。
亀山達矢さん
「くだらないと思う人は多いけれど、きちんと真面目にできることが大事」
中川敦子さん
「一つ一つ気付かなかったとしても、こだわりの積み重ねで伝わる物も違う」
絵本の制作過程を説明されている時、お二人の言葉から印象に残った部分です。
これって、絵本に限らず多くの場面で共通することなんじゃないかと思い聞いていました。
こんな深い思いの中で作られる絵本だからこそ、多くの人の記憶に残り読み継がれていくんだなぁ。
さらにtupera tuperaさんが好きになったのは言うまでもありません
もう一つ、こんな絵本も紹介します。
『ぼく』
きっと知らない人はいないであろう、谷川俊太郎さんが【自死】について言葉をつむいだ絵本です。
絵本の帯には谷川俊太郎さんのコメントが載っています。
~生は自分一人だけのかけがえのない現実、死もそれを断ち切ることはできない~
「死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、果ては死をめぐる商業的な言葉までもが氾濫している現代日本の中で、死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、この野心的な企画はそれ自体で、より深く死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。」
谷川さん、絵を担当した合田さん。方向性を見つけるまでの葛藤や表現へのすれ違いなどお互いの目線で描かれた姿をテレビで拝見しながら、胸が苦しくなったり、涙がこぼれたり、この絵本を読んだ後に私は子どもになんてコメントできるだろうとか、色々なことを考えさせてくれました。
身内、可愛がっていたペット、目標としていた人、大好きなタレントさん…。
自分にとって大切な人との別れは、徐々に準備できることもあれば、予想外の別れ方も無きにしも非ず。そこに直面したとき、自分はどうなるんだろう、そして、どう受け止め前に向かって進んでいけるのだろうか。もはや進めるかどうかも分からない。
どんな形であれ、生きていく中で死に直面することは必ずあります。
生と死は表裏一体。誰にでも平等に訪れる死。
それを思う時、生きているのは当たり前なんかじゃなくて、一つ一つの奇跡が繋がって今がある。
大げさに捉えてもおかしくないぐらい、生きてるって本当に素晴らしいことなんだ。
ココロのふれ合い遊びで必ず伝える言葉があります。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
お子さん、それを伝えるその人自身も含め、全てを受け止めてくれる言葉。
伝えれられるならしっかりと。面と向かって言うのが恥ずかしい時は気持ちを込めて体に触れたり眼差しで伝えることもできます。
表現なんてなんでもいいから、生きているこの瞬間を思いきり受け止め大切して、生きたい。
終戦記念日を迎える8月、いまだに行われている戦争と重なり合い、様々な観点から生と死を考えるきっかけになる絵本だと思いました。
どちらかと言えば活字好きだし休みに入れば小説を読んでいましたが、この夏は久しぶりに絵本に触れる夏だったなぁ。
知れば知るほど、絵本は自分の想像以上に広い世界。私もまだまだ知らないことだらけです。
絵本は子どもの物という感覚を持ちやすいですが、大人になっても十二分に発見し、感動し、心が揺れ動かされます。
大きな本屋さんならたくさんの絵本もあるし、何より涼めます
自分のための絵本探しとして、行ってみるのもいいかもしれませんね
さぁ、ココロの夏休みも終了です。
スタッフのみんなはどんな夏休みだったかな??
こっそりインスタにアップしていますので(笑)よかったらフォローして覗いて見て下さいね。
来週から8月のコラボママココ♪や親子教室が始まりますよ!
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております
コロナや熱中症、様々な感染症など対策に気が抜けない毎日です。
周りの皆様の健康はもちろんのこと、このブログを読んでくださった方の心身の健康も願いたいと思います。
引き続きご自愛の上、お過ごし下さいね
yuri