長かったような・・・
でもあっという間だったような、そんな7年間でした。でもやっぱり7年という歳月は長いですよね。大学を卒業して23歳だった自分がいつの間にやら三十路。まぁ、まだまだ未熟な若造には変わりないのですが、確実に年を取ったなという実感はあります。
このたび、7年間勤めた高校を3月いっぱいで退職することになりました。
金曜日が最後の授業で一つ一つの授業が名残惜しくてちょっと辛かったです。お昼休みを挟んだ最後の2時間は保健の授業だったのですが、授業が始まる30分前くらいからすでにドキドキ(苦笑)初めて授業に向かった時のような気持ちで逆に新鮮だったかな。
ただ、まだこのあと試験もあるし、これから一週間が1年の中で一番忙しい時期です。採点して成績をつけて、コメントを答案に書き、成績会議。無事に返却したあとに卒業式と就業式。大事な大仕事満載(笑)
去年はこの時期に国家試験があったということを考えると、ワタクシいったいどうやって過ごしていたのかすでに分かりません。でも、必死だったことはまちがいないです。必修問題(←国家試験の最初の30問が基礎問題でそこは8割正解じゃないと残りの一般問題は採点されない)を解くときのドキドキはホント心臓に悪かったです。実際にギリギリ合格だったのですが、それは内緒( ̄ー ̄)
4月から現在の勤務校に行かないということがまだまだ全然イメージがつかないので、今はちょっと不思議な感じがしています。きっとそれを具体的にイメージし始めたら、感傷に浸りすぎちゃうし、そうすることがあの子たちにとっての前進を妨げちゃう気がするから泣き虫教師の涙は取りあえず封印しています。
実は今日も生徒から電話があって、電話越しで「やめないでほしい」といわれました。もちろんその子もそれは無理なことだというのは分かっていて、そう言いながら泣き始めてしまいました。そこで僕が一緒に泣いたり感傷に浸ることは今の自分のすべきことじゃないので、その子に伝えたいことや今思っていること、今回やめるに至った経緯を話したつもりです。ネガティブな退職じゃないです。そしてあの子たちを見捨てるわけじゃない。むしろあの子たちを残して辞めちゃうことがどれだけ辛いことか。それは今は心の奥にギュッと閉じ込めています。
きっとこれから数週間はこういったやり取りをいっぱいしながら自分の気持ちに整理をつけていくのだと思います。徹底的に生徒と話をして、さてどんな気持ちで最後の日を迎えるのかな・・・
冷静でいられる自信ゼロ(苦笑)
でも、大泣きしてもその日だけは許してほしいです。一歩自分が前進するために「後ろの扉」を閉める日にきっとなるから。