ペーコン | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

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走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

今日は朝からポラールの講習会でした。


今ではランナーの重要なアイテムと化しつつある心拍計のパイオニアがポラール社 。ランニングがブームになって以来、この会社も知名度を上げたかなと思います。


僕にとっては心拍計は卒論を書くときに使っていた思い出の道具。その当時は極めてシンプルなモードしかなかったので、今の多機能型には本当に驚かされます。



今でこそニーズに合わせて様々なモードが丁寧に用意されていて、オプションを使えばさらにピッチやストライド、走行距離なんかも分ってしまうようです。すごいですね・・・



それに引き換え初期の心拍計はシンプルそのもの。それを使いこなすには相当の知識が必要だったと思います。今のように情報がたくさんあるわけでもないですし、文献や論文を読んでいろいろ思考錯誤したことでしょうね。



僕が知る限り、この心拍計をいち早くトレーニグに取り入れたのは山梨学院大学の上田監督でした。上田監督がトレーニングに取り入れたのは1993年。それまでは実験室でしか測定できなかった心拍数が時計型の小さなモニターで確認できるということで非常に興味を示し、試行錯誤しながら取り入れたようですね。




その当時の使い方としては・・・

インターバル走の疾走区間で心拍数を190拍まで上げさせて、Jogで繋ぎながら160拍まで下がったら再スタートというような形式をとっていたようです。当時としては本当に画期的だったでしょうね。ペースをコントロールして走るインターバル走ということで、上田監督は“ペーコン”と呼んでいたそうです。



練習の質を数量化・数値化するのは非常に難しいですが、こうやって客観的なデータでだせると非常に説得力を持ちますよね。山梨学院大学と言うと、(バイアスのかかった見方ですが・・・)『ケニア人留学生』とか、『何だか野生っぽい』っていうイメージがありましたが、その実は非常に緻密にトレーニングを重ねていたのだと思います。(一応断っておきますが、『野生っぽい』っていう表現に悪意は全くないですよ)いろんなトレーニグ方法がこれまでもこれからも考案されていくと思いますが、それをうまく取り入れたいものですね。



直接今日の講習会の様子を書いたブログではないですが、あしからず・・・



そういえば山梨学院大学の上田監督の息子さん。現在中学3年生で今年の全中1500m優勝、ジュニアオリンピック3000m優勝してましたね。偉大な父の血を引き、今後の活躍に注目大!です