昨日、さっそく観て来ました
踊りを一度でも志した者なら
彼のエンターティメントを
無視することはできないだろう。
心のままにその感想を書くので
ネタバレもあります・・・たぶん![]()
マイケル・ジャクソン
その人の真髄を語るには
あまりにも重すぎる
幾重にも彼を取り巻く
エピソードの数々・・・
私達がそのすべてを
知ることは不可能だし
その真偽を
確かめることもできない。
でも
それがどうだというのだろう。
この圧倒的な
パフォーマンスの前に
どんな意味が
あるというのだろう。
若かりし頃、
MTVを毎回録画して
初めて行った海外旅行で
日本には
まだ入っていなかった
彼のLDを買いあさった。
カッコよかった。
ただただカッコよかった。
そして
この映画をみて
やっぱり
それ以上の言葉は
浮かんでこない。
この映画が
公開されると聞いたとき
マイケルがいなくなって
彼の残影を
ただ見せるだけの
そのかけらを
拾い集めたような
適当なものに
なってしまうのではと
あまり絶賛できなかった私。
そんな中途半端な彼を
さらしてほしくなかったのだ。
でも
それは違った。
彼が自分の記録用に
撮り続けていた
このフィルムは
彼が亡くなる2日前まで
撮影されていたという。
そのドキュメンタリー。
なんてたくさんの愛に満ちた
濃厚な時間を
過ごしていたのだろう。
一緒に
このツアーを生み出す
ダンサー、ミュージシャン、
スタッフに
何のために
誰のために
どういうものを
作り上げて
いこうとしているのか
気持ちを伝えたいと
ひしひしと伝わってくる
謙虚で真摯な
マイケルの言葉。
すべてを仕切る
その才能。
きっと彼には
その全貌がすべて
頭の中に
完成されていたのだろう。
それが宝石のように
きらきらと光り輝き
私達の胸に生涯消えない
鮮烈にいつまでも残る
ツアーであることが・・・
そして
そのことを誇りに思い、
一生懸命応えようとする
そのおおぜいの
人たちの想い。
この映画には
彼が生み出すそんな世界が
克明に鮮明に広がっていた。
ダンス。
一瞬たりとも
カッコ悪いというか
普通のときがない。
まるで
フィギュアを見ているような
どんな瞬間も
カンペキなフォルムの
マイケル。
その歌声。
やわらかく力強く
彼のソウルが響く。
本当にあんな人はいない。
特別な人だったのに・・・
その彼がもういないことに
愕然としながら
カッコイイ彼に
熱狂しました。
マイケルを知らない人に
ぜひ観てもらいたい。
「THIS IS IT」
いまがその時。
後悔はさせません!!!