ブログネタ:ポジティブ?ネガティブ?
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家から少し離れたところに
大型スーパーがある。
この暑さの中、今はそんな
ところに出かける気にも
なれないが、梅雨の始まる
前には時々、そこへ
野久保は脚を運んでいた。
それはそこで買い物を
するためではない。
そこに入っている本屋に
行って、雑誌など手に取り
パラパラするために通って
いたのである。
だがそこに行くと必ず
警備員がウロウロして
いる。
そして明らかに自分のことを
警戒している。
少なくとも、野久保にはそう
思えた。
確かに昼日中に大の男
がブラブラとスーパーに
出かけてきて、立ち読みなど
しているのだ。
怪しい男に見えなくもない
のかもしれない。
だが、反面それは自分が
ネガティブだから、そんな
考えを抱くだけなのだろうか?
立ち読みをしながら、そんな
ことを考えていると、警備員
が定位置に立ち、さっきから
ずっと野久保に視線を投げかけて
いたらしい。
そんな警備員のオッサンに負けじ
とそこから30分ほど、立ち読みを
続け、そのオッサンを一瞬
睨みつけてから、野久保は家に
帰った。
『何だよ、あのオヤジ!!!』
普段はネガティブな野久保も
さすがにそんな言葉を呟いた。
それ以来、あの大型スーパー
の本屋に行ってない。
しかし、秋にはまたそこへ
足を運んでやろうと野久保は
思っていた。
果たして、あの警備員の
オヤジはいるのだろうか?