今までブログであまり話して来なかったんだけど。




同居の義理家族の中に、お義姉さんの旦那さんがいる。嫁家族と同居しているんで、要はマスオさん状態なんだけど...



まぁ、婿養子な訳でもマスオさんみたいな控え目な性格な訳でも全然無いので、マスオさん状態とは言いにくいんですが...



実はそのお義兄さん、今イタリアで一番感染が広がっているロンバルディア州(ミラノのある州)で働いてるんですよね。



元々、十日から二週間ぐらい泊まり込みで働き、五日から一週間ぐらい家に帰ってくる、と言う様な特殊なシフト。



で、更にそのお義兄さん...実はバリバリの医療関係の仕事なんです。
レアな職種だから詳しくは言えないのですが。




だからお義兄さんがお休みで帰ってくる度に私は密かに緊迫している。何というか、「家に帰ったら家族にうつしてしまう可能性がある」、とかそういう事を考えるような性格の人では無いので。こちらが気をつけるしかない。




お義姉さんは国立病院の看護婦だし、お義兄さんはロンバルディア州の医療関係の仕事。


いくら外でマスクしようと、手を洗おうと、医療従事者の家族とあっては...限界がある。


だから多分この家族、あんまりコロナウイルス対策してなのかなー?と思ったりもする。私もどうして良いのかわからない時があるし。





お義姉さんは今はコロナウイルスの患者と直接関わる部署じゃ無いけれど、ベテラン看護婦だし、人手不足の今、実際どのような任務をしてるのかあえて聞いてはいない。



人手が足りなさ過ぎて、定年退職した方や医学学生にヘルプ求めてどうにかまわしてると言う話は聞いた。





お義姉さんはこの辺の地区の殆どの公立病院の色んな部署で働いた事があるので、医療関係者にはかなり精通してるんだけど。



先週、ついにお義姉さんが一番信頼していて、プライベートでも仲の良い(家にも時々来る)精神科医のお医者さんがコロナウイルスをこじらせ、重症になり人工呼吸器付けて入院になってしまった。毎日たくさんの患者さんと会っていたので...



私も過去に随分お世話になったお医者さん。



原因不明の体調不良で悩んでいた時にお義姉さんの協力でわざわざアイルランドからそのお医者さんに会いにイタリアに来て、彼にアドバイスを頂いた。


彼の助言のお陰で抗不安薬を飲む決心がついた。


それまで私は抗不安薬を飲むのが酷く恐ろしい事だと思って、薬を拒否していたので。



だから凄く心配だし、病院勤務者はこの状況下、部署に関わらず命がけだな、と本当に感じる。



私の印象ではお義姉さんもお義兄さんも家ではあまり仕事の話をしないようにしていると思う。確かに姪っ子ちゃんを怖がらせるだけだと思うし。




数日前、お義姉さんが職場ではこんな風に完全防備で働いてるから安心してー、って写真を送って来た。見えないけど、目にもゴーグルを付けてる。



イタリア在住の方のブログで【意外にイタリアは大丈夫、日本で報道されてる程ではない】と言う記事も見かけるけれど、住んでいる地域や環境にもよるのでは無いかな...うちの義理姉の様に毎日感染と隣あわせで働いてる人も居れば、精神科医の医者の様にうつって重症化してしまった人もいる。




私は早々、2月末には職場がコロナの風評被害により無期で休業を決めたのでそれから無収入だし、職場に戻れる保証も無いし、職場はもしかしたら閉業する可能性もある。



そして、同居人は3月にコロナの煽りを受けて職を失っている。二人が共にコロナで収入/職を失ったんだよー。大丈夫、とは言い難い。






ただ、幸運な事に、私が住んでいる街は買い占めもなければ、スーパーに人が詰め寄ったり何かを取り合って喧嘩をしたり、暴動を起こす人はいない。



みんな冷静に暮らしてる。



アメリカやフランスのスーパーの様子見て逆に驚いた。アメリカではこのコロナ騒ぎで銃弾の購入が6倍に上がったって言うし。




職を失ったりするよりも、そう言う冷静さや正しい判断力を失った人々に囲まれて暮しいく方がよっぽど恐ろしいと私は思っている。




だから、【イタリアは意外に大丈夫】ではないけれど、ここ北イタリアはコロナウイルスの被害こそ大きいけれど、人々は淡々と冷静に暮らせているから意外に安心、と言うのが正しいかな。




外出禁止令が出る前に、北イタリアで働いていた南出身の人達が一気に実家に帰ったのでウイルスを拡散した、と心配する人達も多いけれど...




最近、同居人に聞いた事。


例えば同居人の職場にはたくさんのナポリ人がいた。そのナポリ人達もアモーレとおなじ時に職を失った。(外出禁止令が出る約一週間前)


同居人はここ出身だし、家族も友達もここに住んでいるので留まるしかないけれども、さて、実家を離れて出稼ぎしてる人達が職を失い再就職の宛もないまま、北イタリアで家賃・光熱費を払い続けていけるだろうか?



出来ないですよね。
そう言う元同僚がたくさんナポリに帰ったと言っていた。だから、北イタリアから南に行った人達も必ずしも自分だけ助かろうとか思った訳ではなく、中には経済的理由で帰らざるを得なかった人達がたくさんいたと思う。




大げさのように聞こえるけれども、私は別に人を蹴落としてまで自分だけ助かりたい、生き延びたいとかは思わない。


こう言う時だからこそ、冷静に自分が正しいと思う事を貫きたいと思っている。


そして、物事を偏った方向ではなくなるべく色んな角度から見るように心のがけている。ネット等で表に出てきている情報が、必ずしも正しいとは限らないし。


特定の国に対してとか、特定の人種に対してとか、特定の地域の人に対してとか、ヘイトの気持ちを抱くのは一番良くない事だとも気がついた。



もしかしたら特定のヘイトを抱かせるように情報が操作されてる可能性もあるかもしれないし。



だから今日、改めて冷静にそして淡々と日々を暮らし、正しい判断力を失わないようにしたいとつくづく思ったのでした。


どうかみなさんが、一人一人が冷静でありますように。



『全ての生きとし生けるものが幸せでありますように。全ての苦しみや悲しみから開放されますように。』左矢印これはいつも瞑想をしている時に唱える言葉です。




今日は以上です。