最近、薦められて読んだ本。
『モモ』 ミヒャエル・エンデ作
課題図書として、子供の頃に読んだことがある人も多いのでは…?
(私は、記憶にございませんでした。)
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人間の時間を奪う時間泥棒と、盗まれた時間を取り戻そうとする少女モモの冒険の物語。
児童文学作品ですが、大人にこそ響く内容かと…
心の声が聴けるモモ。
モモの大切な友達。
時間をつかさどる老人。
少し先の未来が見えるカメ。
そして、私が気になる灰色の男たち。
時間貯蓄銀行の銀行員と称する時間泥棒たち。
名前はなく、「XYQ/384/b」や「BLW/553/c」などの記号で呼ばれます。
何もかも、灰色づくめ。
灰色の車、灰色のスーツ、灰色の帽子、灰色の葉巻、灰色の鉛筆、灰色の手帳、鉛色の書類カバン…。
巧妙な話術と抑揚のない声で不安にさせ、人々は皆、灰色の男の言うことが正しいのではないか…と思ってしまい、時間を盗まれてしまうのです。
去った後は、人間の記憶に残らない存在として描かれています。
こうして、目立つことなく、人間界で時間貯蓄家を増やしていくのです。
白と黒の間の色を総称する灰色は、自己主張がなく、個性を抑え、意識を邪魔しない無性格色とされます。
そんな灰色の特徴と、灰色の男たちの言動を重ね合わせて読み進めました。
時間を盗まれた人たちの生活はどうなるのか?
モモがどうやって時間を取り戻すのか?
興味ある方(忘れてしまった方)は読んでみてください。
平等に与えられた24時間。
その時間の使い方が問われるストーリー。
今も、各現場で大切な命と生活を守るため、懸命に取り組んでくださっている方がいます。
感謝して、私は家にいる時間で役割を果たします。
“おうちで過ごそう”
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