こんばんは^^



心の処方箋カウンセラー佳子(よしこ)です。



あなたは、何かに向き合おうとする時、その答えを得たいと思いませんか?


例えば、何かの試験を受けるなら合格したいでしょうし、勝負事なら勝ちたいと思うでしょう。


このように目的が明確なものは、努力もしやすく、答えも得られやすいですよね。


それに、もし、望んだ答えが得られなくても、また次につなげやすいものでもあります。



でも、目的がハッキリしていないものはどうでしょう。


どう努力したらいいのでしょうか?


もちろん答えもわかりません。


そして、イライラ…


「もうやーめた!!」と言って投げ出したくなりませんか?



例えば、人間関係。



先日、向精神病薬の薬学セミナーに参加して参りました。


もちろん、薬の効果の説明はあったのですが、私が一番印象に残ったお話しは、学校現場をよく知る精神科ドクターのお話し。


その先生いわく

「すぐに答えはでませんよ。だからと言って、丸投げしないことです。」


これは、思春期の子どもの話しです。


思春期の子どもは大人の何を見ているかというと、逃げずに向き合っているかどうかを見ているのだと


思春期の子どもの接し方に限らず、夫や、家族、上司…それぞれにうまく付き合うノウハウは色々あるのでしょう。


でも一番大事なことは、すぐに答えがでないからといって、「あきらめないこと」「丸投げしないこと」なのでしょうね。


大切な人との関係は、逃げずに向き合う覚悟を持つことなのでしょう。



精神科は、いつ治るとも言い難い病(やまい)を扱う科ともいえます。


治ったと思っても、再発が繰り返される場合が少なくありません。


それでも日々、患者さんと向き合うドクターの言葉には重みがありました。



ノウハウだけにフォーカスしていると、それがうまくいかなくなった時、丸投げしたくなってきます。


そんな時は、根の部分にフォーカスしてみませんか?


逃げたい自分を知ったということは、自分自身と向きう作業をしたということ。


それは、丸投げではありません。


次につながる今日であり、それを認めることがまた明日につながっていくのです。



今日もあなたの心に栄養が届きますように…