『循環』という言葉が、私のお片づけ心理のキーワードとして加わってから、モノとの付き合い方に対する気持ちが、ラクになったような気がします。

すまいの中のモノを『循環』させることで、人もモノも生き生きしてくるようなイメージを持てるのです。

私の解釈する『循環』は…

“入ってくるものと出て行くもの”
新鮮な気をとりいれて、そうでないものをはき出す呼吸のようなイメージ。

“グルグルとまわる中で、必要なものだけが残る”
血液が体内をめぐるように、どこかで浄化されてめぐるイメージ。

今の自分が心地いいもの、そうでないものは、マイブームや時間の経過、状況や年齢によって、変化していくものですが、今までの私のモノへの向き合い方は、“入ってくる”ばかりというイメージだったようです。

どこかで浄化させるシステムが、滞っていたのですね。

『ひとつ買ったら、ひとつ捨てる』
この言葉は、私の中で『循環』と結びつかなかったようです。

どこかで、『全部いるものやのに、なんで捨てなあかんの?』 と、ただただ言葉に抵抗していたところがあるのかもしれません。

もちろん、このシステムをルーティンワークのようにこなすことで、浄化できる人もいるでしょう。

このシステムで、一定量を把握できる人もいるでしょう。

私に合ったシステムではない、というだけなのですね。

私の中で、必要なものがあるうちは、『捨てる』ことをしなくてもいい・・と考えてみます。

入ってこなくても、必要でないものが増える時期には、どんどん手放すことをイメージしてみます。

インプットばかりの時期もあれば、アウトプットばかりの時期もある。
同時にできる時もあるのですね。

そう思うと、なんだか気持ちが軽くなってきました。

気持ちの中で、モノの浄化システムが動き始めた気がします。

あとは、循環させるだけです。