生きたエネルギーを繋ぐ

人間はもともと無いところから始まり

最後は無くなる(亡くなる)。。。

最愛の親友が逝ってしまった。

彼女の本格的な闘病が始まってからは

会うのが稀になってしまったけれど

たわいもない会話、

綺麗な景色、ネコショット、

たまに真剣な話を

スマホでやりとりして

それが日常だった

亡骸にさようならをしてきたのに

毎日彼女にメッセージを入れそうになり

ハッとする

彼女の居ない世界になって１０日目、

不思議なことがあった

綺麗な空を見て

いつもの癖でパチリと撮影

また泣きそうになるのを我慢して

家に帰って玄関扉を開けると

真正面の廊下ののれんに

モンキチョウが止まっていた

吸い寄せられるように近づいて

思わず彼女の名前を呼んだ。　

顔を近付けても動かないモンキチョウ。

さらに顔を近付けて

「やっぱり、そう？」

会いに来てくれた。

以前、彼女と交わした会話を思い出した

お墓参りや実家の畑作業してると

蝶々が近寄ってくるから、ご先祖様かもなぁ〜　

ってワタシが蝶の写真を送ると

彼女は、「そういう事はあると思う」と言ってくれた

そんなハナシを真面目に出来る、延々と出来る

大切な友達。

お別れの挨拶も無しに、

居なくなってしまった。

なんてこった。

「重たい体は脱いで自由になったんだから、

メソメソすんなーっ」て

可愛らしい蝶の姿の彼女に言われてる気がした

オシャレさんだった彼女。

ハッキリ物を言うサバサバした性格の彼女、

スマホに残っていた最後のメッセージは

「いってらっしゃーい！」だった。

なんてこった。

ヨガの志事をしていこうと思う、と

彼女に打ち明けた時はびっくりして

でも喜んでくれた

ずっと応援してくれていた。

顔晴らなくちゃ、ね。

メソメソモジモジ停滞していたら

お尻を叩かれそうだ。

彼女は強く逞しく生ききった。

それはもう見事に。

泣けるほど。

人間は無から始まり、無になる。

だけれど、

その人が生きている間のエネルギーは

何かの、誰かのエネルギーになって

そして何かに繋がる。

彼女が強くしっかり生きたエネルギーを

大切に繋いで、

逞しく生きていきたいと思います。

モンキチョウのおかげ。。。

彼女のおかげで

やっと気持ちがここまで来て、

書く気になれました。

今後の為にもこの気持ちは書き残しておきたいと思って。私事でごめんなさい。

この思いがまた誰かの

何かのエネルギーに繋がることを願って。

補足、

モンキチョウの事を調べてみた(以下、資料抜粋)

モンキチョウのメスは白色型と言うのがおり、羽表だけでなく羽裏も白みが強い。手持ちの写真を分類した結果、６月を基準に早春は白色型、夏に向かって黄色型の傾向があり、６月は混在している。図鑑などでは記されていないが、春型と夏型と見ることができるのでがないか。夏型はオスと色合いがほとんど同じであるが、メスはオスに比べて羽裏の斑紋が薄らとしている

白っぽく見えたモンキチョウ、

斑紋も薄め…メスだな。

そして春型… 彼女の名前が入ってる。

本来、明るい所に居るはずのモンキチョウが

何故か暗い玄関に居たのは。。。不思議。

びくともしないモンキチョウを

そーっとカゴに移して、青空に放った。

「いってらっしゃーい！」

上へ、上へ、

青空に羽ばたいていく蝶を見送った後、

やっと胸のつかえが取れたような気がした。

🌈ココカラヨガ 🌈