セブに住んでそろそろ一年になるんですが、
以前にフィリピン人の友達の家で見たこと、思ったこと。
生活の違い等をちょっと思い出したので語ります。
普段僕がいるセブシティはビルが立ち並び、
大型ショッピングモールやスーパーもたくさんあります。
そんな場所から車で1時間程郊外へ行ったところに住む
友人の家にお呼ばれしました。
セブ郊外の友人宅周辺

友達が家族に僕を紹介すると事前に言ってなかったようで
大パニック!!
特に彼のお母さんは
「外国人のお客さんのおもてなしなんて!? ふぁ;lkこ@fpろえじ」
と完全に何言ってるかわからないくらいにパニックでしたw
とまあこんな風にパニックになるのも仕方ないのです。
フィリピンではお客さんにおもてなしできない事はとっても恥ずかしいことなんです。
ましてや相手が日本人となると、日本人=ソーシャルといったイメージから
自分達が食べてる中でも一番のご馳走じゃないとダメ!みたいな感じらしいです。
幸い僕は軽く現地語が喋れるので
「気にしないで、お構いなく」と言ってお土産を渡すと
「あら!?あなた喋れるの!?」と一気にリラックスしてくれて、
「ガイジンだー」って感じで隠れちゃった子供達もワーッと出てきて話しかけてきました。
まあ、あんまり早口で話しかけられても分かんないんですけどね。
フィリピン人は明るい、誰でも友達!みたいなイメージをもってたんで
ガイジンが来た!?とパニックになる様子がちょっと意外でした。
友達に聞いてみたところ、
「フィリピン人はシャイなんだ。特に学歴が低い人は英語もパーフェクトじゃないから、
コンプレックスもあって恥ずかしいんだよ。母さんはハイスクール出てないしね」
とのこと。
僕も英語にコンプレックスがあるので、なるほどーでした。
こんなやり取りをしてるとキッチンから
ガン!ガン!ガン!
とスゴイ音がしてきました。
見に行ってみるとお母さんが缶詰にクッキングナイフを突き立ててるじゃないですか!?
えええええ!?とビックリしてると友人が
「フィリピンではナイフで缶を開けるのはフツーだよ」と笑ってました。
ついでにキッチンを見てみると在るべき物が無くて、見慣れないものが・・・
薪の山、かまど。勝手口の外には井戸・・・
冷蔵庫、ガスコンロ、ありません。それどころか水道が来てないんです。
コレは彼の家が特別に貧乏とかそういうことじゃなくて、
フィリピンの庶民の家にはマダマダ電気が無い家も多く、
冷蔵庫が無いとかはフツーなんです。
僕ならどうしていいかわからない調理環境ですが、
友人のお母さんは缶詰等のストック、野菜、
子供達を近所の店にお使いダッシュさせる等で手際よく料理をして
突然の珍客をもてなしてくれました。
どれも美味しかった。豪華じゃないけど僕のために家族全員が一生懸命用意してくれた。
僕は「もてなそう」という気持ちが料理の根本だと考えてます。
それがフィリピン人の持つパッションでとってもエネルギッシュに感じました。
時折フィリピン料理は味が濃い、油っぽいからイマイチなんて言葉も聴きますが、
コレだけ調理環境、生活環境が違えば調理法、料理の方向性が
日本とはぜんぜん違うのも納得です。
※井戸は飲みません。飲み水は別に大きなボトルで買ってきているので大丈夫です。
僕はこういった環境で生活してきた人たちと一緒に料理の勉強をしているわけですが、
やっぱり一つ一つ使い方、手入れの仕方を教えていかなければいけません。
「こんなん言わんでもわかるやろ~」とか
「使い方なんて見ればわかるやん」というは通じないのです。
以前フィリピン人の友達の家で経験した事が、今生徒に教えるときに役立っています。
そして「日本人の常識」と「フィリピン人の常識」はかなり違っていて、
それは生活環境やら国の豊かさの問題であって良し悪しではない。
ちょっと大変ではありますが、お互いを理解してしっかりと教えれば解決できるんです。
今ではうちの生徒達は冷蔵庫のパッキンまで拭いておいてくれますよ。
以前にフィリピン人の友達の家で見たこと、思ったこと。
生活の違い等をちょっと思い出したので語ります。
普段僕がいるセブシティはビルが立ち並び、
大型ショッピングモールやスーパーもたくさんあります。
そんな場所から車で1時間程郊外へ行ったところに住む
友人の家にお呼ばれしました。
セブ郊外の友人宅周辺

友達が家族に僕を紹介すると事前に言ってなかったようで
大パニック!!
特に彼のお母さんは
「外国人のお客さんのおもてなしなんて!? ふぁ;lkこ@fpろえじ」
と完全に何言ってるかわからないくらいにパニックでしたw
とまあこんな風にパニックになるのも仕方ないのです。
フィリピンではお客さんにおもてなしできない事はとっても恥ずかしいことなんです。
ましてや相手が日本人となると、日本人=ソーシャルといったイメージから
自分達が食べてる中でも一番のご馳走じゃないとダメ!みたいな感じらしいです。
幸い僕は軽く現地語が喋れるので
「気にしないで、お構いなく」と言ってお土産を渡すと
「あら!?あなた喋れるの!?」と一気にリラックスしてくれて、
「ガイジンだー」って感じで隠れちゃった子供達もワーッと出てきて話しかけてきました。
まあ、あんまり早口で話しかけられても分かんないんですけどね。
フィリピン人は明るい、誰でも友達!みたいなイメージをもってたんで
ガイジンが来た!?とパニックになる様子がちょっと意外でした。
友達に聞いてみたところ、
「フィリピン人はシャイなんだ。特に学歴が低い人は英語もパーフェクトじゃないから、
コンプレックスもあって恥ずかしいんだよ。母さんはハイスクール出てないしね」
とのこと。
僕も英語にコンプレックスがあるので、なるほどーでした。
こんなやり取りをしてるとキッチンから
ガン!ガン!ガン!
とスゴイ音がしてきました。
見に行ってみるとお母さんが缶詰にクッキングナイフを突き立ててるじゃないですか!?
えええええ!?とビックリしてると友人が
「フィリピンではナイフで缶を開けるのはフツーだよ」と笑ってました。
ついでにキッチンを見てみると在るべき物が無くて、見慣れないものが・・・
薪の山、かまど。勝手口の外には井戸・・・
冷蔵庫、ガスコンロ、ありません。それどころか水道が来てないんです。
コレは彼の家が特別に貧乏とかそういうことじゃなくて、
フィリピンの庶民の家にはマダマダ電気が無い家も多く、
冷蔵庫が無いとかはフツーなんです。
僕ならどうしていいかわからない調理環境ですが、
友人のお母さんは缶詰等のストック、野菜、
子供達を近所の店にお使いダッシュさせる等で手際よく料理をして
突然の珍客をもてなしてくれました。
どれも美味しかった。豪華じゃないけど僕のために家族全員が一生懸命用意してくれた。
僕は「もてなそう」という気持ちが料理の根本だと考えてます。
それがフィリピン人の持つパッションでとってもエネルギッシュに感じました。
時折フィリピン料理は味が濃い、油っぽいからイマイチなんて言葉も聴きますが、
コレだけ調理環境、生活環境が違えば調理法、料理の方向性が
日本とはぜんぜん違うのも納得です。
※井戸は飲みません。飲み水は別に大きなボトルで買ってきているので大丈夫です。
僕はこういった環境で生活してきた人たちと一緒に料理の勉強をしているわけですが、
やっぱり一つ一つ使い方、手入れの仕方を教えていかなければいけません。
「こんなん言わんでもわかるやろ~」とか
「使い方なんて見ればわかるやん」というは通じないのです。
以前フィリピン人の友達の家で経験した事が、今生徒に教えるときに役立っています。
そして「日本人の常識」と「フィリピン人の常識」はかなり違っていて、
それは生活環境やら国の豊かさの問題であって良し悪しではない。
ちょっと大変ではありますが、お互いを理解してしっかりと教えれば解決できるんです。
今ではうちの生徒達は冷蔵庫のパッキンまで拭いておいてくれますよ。