新しい家に引っ越ししてもうすぐ2ヶ月になります 
1ヶ月ほど遡った頃のはなし … 
引っ越してまだ数週間の頃のある日、家でひとりキッチンでご飯の用意をしていると、何処からかくしゃみの音が聞こえてきました 
つきちゃんでもないし、ナッツのくしゃみの音とも違うなぁ…と、ふと窓の外を見ると、庭先にインコが迷い込んできていたんです 
「おいで〜」と手を出すと、パタパタ〜と飛んで行ってしまい、近くのアパートの駐車場で、ジィ〜っと動かなくなってしまいました。
どうやらケガをしているようで、羽に薄っすら血がにじんでいます。
どうしたものか…
このまま動けずにいたら、気が付かれずに車にひかれてしまうかもしれない…
とっさにナッツくんのご飯 (リスと鳥のご飯は、ヒエやアワなど、同じ物があるんです) を手に、約200メートル程先のインコさんの元へ向かいました。
「まだ居るかな?もう飛んで行ってしまったかな…」
など考えながら走っていくと、まだ同じ場所でジィ〜っとしていたインコさんを発見 
ご飯を手に、そぉ〜っと「おいで…」と近づくと、警戒しながらもゆっくり ゆっくり、手に乗ってきてくれました 
とりあえず安全なところへ…と思い、我が家へ移動 
指先にチョコンとインコさんを乗せたまま、また200メートル程先の我が家へ、そろーり、そろーりと移動しました 
( 飛んでいってしまうのではないかと、ドキドキでした!)
なんとか無事に我が家へ到着 
さてさて、どうしたものか…
そうだ 
私がまだ若い頃、実家でインコを飼っていたので、その時のものが物置においてあるかもしれない 
急いで隣町に住む父に電話をすると…
「何年も前の物だから、さすがにもう無いよ〜。」
との事…そうよね 
と、そこでグランドゴルフ中だった父が、その場に居合わせたお友達何人かに、鳥籠を持っている人は居ないかと聞いてくれました 
すると、なんと持っている方がいらっしゃって、使って良いよ〜との事 
そんな事ってあるんですね〜 
「グランドゴルフが終わったら鳥籠を受け取って、持っていくよ!」と言ってくれた父との電話を切り…
… 父を待つ事3時間 …
インコさんになるべくストレスを与えないよう静かに…
お手洗いに行くのも我慢し、お部屋でジィ〜っと父の到着を待ちました …
お腹いっぱいになったかな ?
ウトウト … 

私の肩に乗り、眠ってしまいました 

そして、待ちに待った父が可愛い鳥籠を持ってきてくれて、あーでも無い、こーでも無いと言いながら二人で組み立てると…
何処から飛んできたのか、ケガもしていたし、とても疲れたんでしょうね…
ゆっくり、ゆっくり休んでね 
そんな出来事から、もうじき1ヶ月 
インコさんを保護してから、周りの方に相談したり、出来ることを考えて飼い主さんを探してみましたが、見つからず…
保護したばかりの頃は、近づくともうこれ以上は無理っていうくらい体を仰け反って警戒したり、餌箱の下に隠れてしまったりしていたインコさん 
人間に嫌なことをされていたのか、それともただの人見知りなのか…
そんなインコさんも今ではケガもすっかり良くなり、部屋の中もよく分かってきて、上手に飛んだり家族と触れ合ったり出来るようになってきました 
見つかり次第お返しするつもりで、名前をつけずにお世話していましたが、保護して1ヶ月 …
もうそろそろ名前をつけてあげても良いかなぁと…
今、家族で良い名前はないかと考え中です 
インコさんはもちろん鳥なので、昼間は元気いっぱい鳴きます 
それが、つき や ナッツ にストレスにならないかと心配していましたが…
ナッツくんも初日は
「おまえ誰だ??」
と、言わんばかりにケージの隙間から鼻先を出し、インコさんの方を見ていましたが…










