11月1・2日はメキシコのお盆。死者の日です。シンボルは”どくろ”骸骨。

映画”リメンバー・ミー”で描かれているのがメキシコの死者の日。映画で死者の日を知った人も多いのでは。

 

ハロウィンと死者の日

ハロウィンもイベントとして取り入れられているので、ハロウィンからそのまま死者の日が続きます。

ハロウィンは前夜祭のようなあつかいでしょうか。外国のイベントとしてメキシコでも楽しみます。

でも、死者の日が伝統のイベント。だから、メキシコの仮装は少し違います。

かわいいドレスに花の髪飾りそしてどくろメークするなどの華やかです。フリーダ・カロや骸骨の淑女エカテリーナのイメージ。

子どもの場合は魔女やカボチャなどに仮装しますが、パレードなどに参加する大人は基本、どくろメークの紳士・淑女風が仮装スタイル。

 

死者の日はハロウィンと違って、家族や地域で楽しむイベント。色とりどりの装飾や花を飾られるので、とても華やかなイベントです。

 

 

 

クリスマスも近づいているので、スーパーなどは本当に「盆と正月が一緒」の状態で、期間限定パッケージのものがたくさん。

面白い物が見つかる季節です。

手芸屋さんの死者の日柄の布もかわいいですよ。ポップな色合いの骸骨・どくろ の布地がたくさん売られています。

 

エナジードリンクモンスターが死者の日の柄になっていたり、メキシコで有名な女流画家、フリーダ・カロの骸骨メイクでパッケージなどにデザインされます。

画家フリーダ・カロはメキシコでキャラクター化されています。死者の日デザイン

この時期だけ食べられる死者のパン”Pan de muerto”のオリジナルの味はオレンジの香りがしてほのかに甘くとてもおいしいです。

甘みのないタイプやクリームやチョコレートでしっかりデコレーションされた甘いタイプなどもあります。

 

死者の日はどくろのチョコまたは砂糖菓子をプレゼントしあったりします。

このどくろは、お盆に落雁を供えるような感じで、亡くなった人の祭段に飾る用の物です。

個人宅・お店の飾りとしていろんなところに現われる死者の祭壇。

個人宅は基本先祖の写真と先祖が好きだったものをたくさん飾ります。

また、この時期、マリーゴールドの花を飾ります。カボチャのオレンジではなくマリーゴールドのオレンジが死者の日のカラーです。

 

ジョローナとカテリーナ

死者の日前後、ソチミルコという湖の名残の水路では肝試しのような、ジョローナ(泣き女) を見に行くツアーもあります。

革命時代の資本家への風刺で描かれた骸骨の貴婦人カテリーナ。人形、絵画ともにもともと人気ですが、この時期の主役です。

 

ソチミルコ

メキシコシティ南東部の観光スポット。

ピクニックスや船で遊覧するのを楽しむところですが、ホラースポット 死者の日時期のジョローナの話や人形島もあります。

 

 

ソチミルコへは公共交通機関を乗り継いでいくことができます。

メトロ2号線(青)終点タスケーニャから別の路面電車に乗り換えて終点ソチミルコ駅へ。

ソチミルコ駅からさらにミニバスに乗って行かなければならないので、少し大変です。