私が住んでいるマンションの駐車場に 金木犀の木が数本植えられています。
今ちょうど開花時期で 良い香りが漂っています。
この匂いを嗅ぐと 子供達と一緒にのんびりと暮らしていた頃のことを思い出します。
庭に金木犀と 銀木犀の木が植えてあって、毎年秋になると良いかほりがしました。
昔は 幸せは当たり前に自分のまわりにあって、それは永遠に続くものだと思っていました。
実際は 幸せとは 陽炎のようにはかないものかもしれません。
だからこそ、今 自分の周りにある幸せ気づき、それを大切にしなくてはいけませんね。

金・銀木犀の植えてあった家を離れて、もう10年以上の月日が経ちました。
普段は昔のことは すっかり記憶から遠ざかっているのですが、
かほりの効果は凄いですね。
埋もれてしまった記憶の中から、一瞬で過去の記憶をど~~~~ん、と現在にもってきてしまいます。
過去があるということは 人間としての経験が豊だということ。
楽しかったことも 辛かったことも 今ではマイヒストリーの中の一ページです。
いろいろなことを体験して 人は大人になるのでしょう。
♪ 時はいつの日にも 親切な友達
過ぎて行く昨日を 物語に変える(ユーミンの12月の雨より)