訪れたお客様にお出しされている赤福本店さん。
昔から竈には神が宿るといわれ、赤福さんでは、穢れや災いを浄化する力があると言われる竈と火の神として信仰される「三宝荒神」をお祀りし毎朝、
神聖な気持ちで大切に竈の火を焚くそうです。
そんな赤福さんでは、
毎月1日は、朔日餅の日が販売されます。
伊勢には、毎月一日に普段より早く起きて、神宮へお参りする「朔日（ついたち）参り」というならわしが残っているそうです。
無事に過ごせた一ヶ月を感謝し、また新しい月の無事を祈ってお祈りする。本店では、毎月一日（お正月を除く）に「朔日餅」を用意し、朔日参りのお客様をお迎えされているそうです。
今は、大阪の百貨店でも、
事前予約で手に入ることができます。
今月、三月は「よもぎ餅」
本店、EXPASA御在所上り赤福茶屋では、下のお写真の様に2個入の「お召し上がり」（税込250円）を有機農法によって育てられた「伊勢茶」と一緒にいただけます。
持ち帰りは、
菱餅を模したような化粧箱（9個入 税込1,600円）に入ったものや、10個入の大箱（税込1,100円）もありますが、
うちはいつも6個入の「小箱」（税込700円）を。
お雛様が描かれた包装紙は伊勢千代紙。
春らしい可愛らしい色合いで包まれた
今月の朔日餅は、
お箱を開けると・・・
とっても綺麗な蓬色
三月、よもぎが萌える（芽ばえる）季節
”強い香りが邪気を祓うことから、魔よけ草（「魔除草」）と呼ばれ、女児のすこやかな成長を願うひな祭りでは、よもぎ餅が親しまれている”ということです
見てください
艶々したお餅
ぷるぷるしたとってもやわらかなお餅は、よもぎのもつ色と香りをそのまま練り込んだ餅生地。
本当によもぎの香りがすごくて、私たちは赤福さんの大人な感じのよもぎ餅が1番好きです
中に包まれているのは粒あんですが、上品な感じのあんこ。
とっても美味しい
温かいお茶ととってもよく合います。
今日のお仕事の疲れ
が癒される(笑)
昔、3月3日に蓬餅をお雛様にお供えしたのは、
薫り高く繁殖力の強いよもぎを餅にして子孫繁栄・無病息災を祈るため。
今月の朔日餅は、女児のすこやかな成長を祈る上巳の節句（桃の節句）にちなんだ餅菓子。とっても美味しかったですご馳走様でした。
因みに、来月の朔日餅は「さくら餅」だそうです。
残念ながら、私は桜もちは意外といただかないので、来月はお休みです。
阪急うめだ本店さんで予約してたのですが、今回いつも以上に夕方すごい人で、予約の受取にも関わらず、30分近く並びました
朔日餅の予約は店舗予約の他に、オンライン予約があるのですが、オンライン予約の受取の列の方が支払いがない分スムーズに受取できてたみたいです。ご参考までに
そう言えば、赤福さんのHPを見てて、朔日餅の商品が「変わっている
」と思ってたのですが、
こんな案内をいただきました。
竹の筒に入った羊羹の「竹流し」、
昔から人気のお品だったと思うのですが、
生竹が入手困難なのですね
今年は食べられなくて、残念
でも、こんな機会でないと七月の「笹わらび餅」は食べられなかったでしょうから、これはこれで楽しみ
予約忘れないようにしないと
と思ってますが・・・その頃にはすっかり忘れてしまいそうで不安です(笑)
本日も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。