感想文ってのが昔っからたいへん苦手である。クソエッセイや評論もどきならいくらでも書いてやる。感想なんか書けるもんか。感受性薄いし表現するのも苦手なんだよ。って感じですが、今書こうと思ったのは2つの経緯があります。
ひとつ。記憶のなくなり方が最近パない。元々そうだったけど、どうも年経るにつれて忘れ具合が加速していると推定される。ヤバいです。
しかしひっくり返してポジティブに捉えてやるならこれはね、同じ作品を二度も三度も楽しめるということでもある。あらすじとか結末とかなんとなく覚えてるもんじゃないのとか言いますか?大丈夫です、何もかも忘れてます。好きで何度か読み返したはずの漫画もキャラからストーリーからすっかりさっぱり忘れてたりします。でも"何度か読み返した"という情報は残ってるから謎。それに触れたかどうか、いつどのくらい、ぐらいは残ってる。その小説は高校生のときに読んだけど50ページで投げたとかね。まあいいとして。
ふたつ。二度目三度目を楽しんだときに思うのだ。初めて触れたときどう思ったっけ?って。例えば自分が小学生のときと今とで大きく変わったと思われるものの一つが恋愛観ですけど、当時いちご100%読んだ自分の推しキャラが果たして誰だったのか、すげえ気になるんですよ。中学生のとき読んだふたりエッチから何をどう学んだのか?当時の自分を召還して問いたい。語り合いたい。
ちなみに今現在のいちご推しキャラは外村妹です。まあいいとして。
未来の自分を楽しませてあげるための投資です。タイムカプセルみたいな。
昔のブログとかツイートとか読むの好きなんです。中学生ごろのログはさすがに黒歴史~って感じになってますけど、大学初めとかはそこまででもなくて、むしろ今より輝いて見えることが多いです。中原20代半ばにして人生下り坂。
じゃあいきましょうか。euphoria。
買った経緯。批評空間で狂気タグ漁ってたら見つけました。体験版ちょっとやって、最初のシーンこれ俺が小5あたりでネットに書き始めたオリジナル小説だ、と思いました。「ふと気付いたら辺り一面真っ白でした」で始まるのを書いてたんだよ。ちなみにタイトルは「ライフシステム」でした。生命維持装置みたいなニュアンスで、機械に生かされる命ってどうなんだろうね?みたいなことを書こうとしてた記憶です。命を語らんとする小5。いいじゃないですか。もちろんすぐ投げた。プロットって言葉は大学で初めて知った。
それだけでやりたい気持ちは買うに十分に至りました。3人ぐらい選んでよし買おうってなったかな。何よりあったのは、「これどうまとめるんだ?」ってこと。夢オチだったらぶん殴るぞと。
さて、この記事は未来の自分用であるからして本来こんな言及は不要だが、読者の方々におかれましては……これからたとえぼくがどんなに豊かな表現力でもってしてこのゲームを紹介したとしても、euphoria、一生やらないよね?
http://euphoriax.x.fc2.com/story.html
ネタバレ解説サイトを貼りました。ざっくり読み飛ばせば3分とかからずにプレイ時間20~30hである本作のシナリオが大体分かります。お得だと思いませんか。読んで。
地下ゲームから本作は始まります。デスゲームの描写はほぼないです。幼少期については物語後半に爆速で説明されただけです。
攻略順は白夜→菜月→合歓→叶だったかな。誰か忘れてるだと?そんな奴は知らんな(未回収)。ず~~~っと感じたけどあいつマジでNGなんだ。スタッフコメント読んだら想定内らしいしそのうちやると思います。学校編で合歓「誰か協力してくれないかしら?」「はいは~い!!合歓様ぁ!!」つってクソ媚びしてからボコボコに人格破壊される展開ほんと気が晴れて最高でした。
規定の5回とボーナスだけで4人合わせて28回か。VIPルームでとかもあったから30以上?地下だけでそれだけの"シーン"があったわけですが、実用性、これが結構ありました。怒涛のみさくら語は笑いかける時があったけど、自分こういうのも行けるのか、と思いました。実際に用いることはなかったけどね。
なんたってハードなことやってますから、具合悪くなって何度も投げました。ん~だよこれ一生やんねえわwつって投げては1ヵ月後ぐらいに再開みたいなのを繰り返しました。初プレイからクリアまで7ヶ月かかってます。
それで地下ゲーム編ようやく越えて学校編入ったと思ったら凛音様が突如覚醒されて瞬く間に完璧な夢オチで終わったり、菜月先生が無双してエンディング入って何の設定説明というか、伏線回収もなく「ね、これでまとまったでしょ?」みたいな。ふざけんなよと。
自分はネタバレなしでやってたから合歓が完全な黒幕なんだとすっかり思ってましたし、だったら合歓ルートはそれなりに物語が進「グシャッ」……(スタッフロール流れる)……はああ??ってなりました。
いや真黒幕が叶ってのは想像しなかったです。どうにか合歓ぶっ倒して学校の覇権掴んでそれから何か始まるのかなって予想してた。
学校編始まったときもマジで?!何だこの展開?!って思ったけど、いわゆる黒叶、白衣の叶出てきたときはまたひっくり返すのかよと。ってかほぼ恐れてた夢オチじゃねーかと。
幼馴染みは叶じゃなくて合歓でした黒幕は合歓じゃなくて叶でした、ぜんぶ記憶操作だったんだよ☆って、あっさりパラダイムシフト(と言っていいだろ)され、ぼくはもうついていけないよと。
そこからは大体甘えた選択するとそこで終わり、選びたくない選択肢に行くとTRUEが近付くって感じでしたね。
俺は、おまえのこと好きだよ。
俺は、おまえのこと好きだよ。
俺は、おまえのこと好きだよ。
俺は、おまえのこと好きだよ。
俺は、おまえのこと好きだよ。
真 ・ 女 神 転 生
ふぇぇ、一体このゲーム、どうなっちゃうの~!?
TRUEルートでは楽園に行くことを拒んで現実行きの扉を開けるわけですが。
恵輔
「幸せなこの世界で、
俺たちが幸せになる資格はないんだ。」
う~~ん。楽園、行けるなら行ってよかったんじゃないかな……。「幸せになる資格」って一体何なんですかね?必要か?もちろんここで言ってる楽園とは仮初のものですが、そこまで「現実である」ってことは尊いかなあ?
いわゆる鬼畜ルートってのも正しく救われた例と考えたい。
そして結局現実で合歓を助け出して終了なんですが、場所だけどうにか特定したら叶は死んでて合歓だけは無事に転がってるんだもん。都合いいよな。
めでたしめでたし。伏線はちゃんと回収されましたね。
なおクリアしてしばらく数時間ぐらいは呆然としてました。世界観がすごかったからね。入り込んでた分軽く自失しました。
しかし合歓の覚悟はすごいもんでしたね。救うために、憎まれよと。あれだけのことよっぽどできないよ。とうとう恵輔に首絞められたときどんな気持ちだったのかな。「やってやったぜ。」みたいな達成感だけではきっとないでしょうもんね。
終えてみたらSWAN SONGや素晴らしき日々に並ぶ衝撃作でした。5年後ぐらいにまたやりたいと思います。ぐったりしてます。さようなら。

