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<元記事>
 東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで11月11日、ユニークなイベントが行われた。東急電鉄がベンチャー企業を支援する「東急アクセラレートプログラム」の最終審査会である。アクセラレートとは「加速する」という意味だ。事業協力をしたり、出資したりすることで、ベンチャー企業の成長を後押しす る。

 近年、大手企業や金融機関によるベンチャー企業支援の動きが活発化している。多くの企業におけるベンチャー投資の理由は「自社でできないビジネスだから ベンチャーと組みたい」「キャピタルゲイン(株の売却益)を狙いたい」といったものだが、鉄道会社の場合は「沿線居住者の利便性を高めたい」という理由も 加わる。

以下はこちら http://toyokeizai.net/articles/-/95775

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 インフラ産業という意味では業績が安定している一方、大きな成長が望めないという意味では鉄道会社も今や新規事業に打って出ないといけないご時世なんですね。株主のことを必要以上に考えなければ、現状維持でも十分儲かっている業種だと思うんですが…

 問題は、これまで比較的安定的な事業しか手掛けてない人たちに、ある種畑違いのハイリスクな事業の見極めができるのかということ。沿線の魅力アップという目線はあっても、ベンチャー事業自体の選別に関しては経験が乏しいでしょうからね。

 今回の東急の例でいえば、拠点である渋谷という街の魅力低下が大きな引き金とのことですが、東京はまだ日本全国から見れば勝ち組の街、大阪などの方が地盤沈下は深刻ですよね。あまり地域の魅力向上のコンセプトに縛られすぎると、事業自体のリスクを見誤る可能性もあると思います。