尖閣諸島問題などで日中間に緊張が走っている中でのアジア大会が開催され日本はその問題となっている中国との初戦を迎えた。


開始早々から日本は、中国に対して高い位置からプレスをかける。マイボールを失っても切り換えが速く中国ディフェンスを翻弄して行った。


その中で前半11分、日本はMF山村~FW永井~MF山崎が先制する。日本の連動性のある連携プレイからのゴールだった。


先制後も日本は、スピードのある運動量と緊急性のある守備力で中国の攻撃を封じ前半を終える。


後半はビハインドの中国が攻撃に比重をかけてくるが日本のディフェンダー陣がコンタクトプレイでも身体を張り中国に決定機を作らせなかった。


後半13分には、右サイドのMF15東のクロスにFW11永井が絡み追加点を挙げる。MF15東の突破力とFW11永井の素早い反応からのゴールだった。


駄目押しの3点目は、後半26分に得たFKをMF10水沼が中国GKとDFラインの間に差し込むようなパスでDF13鈴木がゲットした。


現地入りしてからのアウェイの洗礼を受けながらもホスト国との対戦で見事勝利を飾った。


日本の勝因は、フィジカルコンディションが良くチーム戦術に対して全員がハードワークし、日本人の賢さと器用さを発揮していた。特に日本の選手は一人一人の判断と決断が早くプレイスピードとグループでの連動性から中国を翻弄していった。守備面でも1対1の局面で負けることなく組織としても安定していた。ピッチコンディションが良かったのも勝因の一つであった。


中国は、日本を上回るプレイのクオリティとスピードがなくグループでの組織的な繋がりがなかった。


日中間の微妙な緊張感のある中での対戦も大きな混乱もなく快勝した日本の第2戦は、10日にマレーシアと対戦する。



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