静岡代表の常葉学園橘中学対神奈川県代表の村岡中学との対戦は、4対0で常葉学園橘中学が勝利した。
興味深いのは、橘中のゴール経過である・・・。
1対0
前半10分、中盤からのスルーパスをFW後藤が相手DFラインの裏へ動き出し、村岡中GKがファンブル、FW後藤がそのリバウンドを思い切りの良いシュートで先制!
2対0
後半13分、村岡中が押し込んだボールを橘中が奪いカウンターへ。前線への一本のパスでGKと1対1となり追加点を決める。
3対0
後半18分、2点目と同じように橘中は深い位置でボールを奪いカウンターへ繋げる。FW後藤が突破のドリブルからペナルティエリア内でファールされPKを得る。FW岩辺がさらに追加点を挙げる。
4対0
後半25分、中盤でボールを奪った橘中がカウンターを仕掛ける。左サイドからのクロスをFW後藤が2ゴール目を挙げる。
日本のサッカーで課題となっている部分は、相手をどう仕掛けて突破するかというところの攻撃力である。橘中の4ゴールは、いずれも突破の動きや突破のパスからゴールが生まれている。相手DFをいかに崩して行けるか。橘中のサッカーは、相手にとって怖いプレイを仕掛ける戦術眼を選手達は持っている。
スピードのある走れる選手がいることも特徴であるが、意図的に戦術的に攻撃した橘中が勝利した.
ゴールを奪う突破力は中学生のゲームであっても大変参考になるプレイだった。
第41回を迎えた今大会で静岡県勢が17回目の優勝を記録した。サッカー王国静岡は昔も今も変わらない・・・。