「負けたことがないことが唯一の弱点だ!」と言ったのは、ブラジル人監督の名将ザガロだった。ザガロがコメントしたのは、日本がブラジルに勝ったアトランタ五輪でのことだった・・・。


ブラジルが負ける時は、自滅する時だ!


前半は、ブラジルのサッカー、後半はオランダがMF11ロッペンとMF10スナイデルを中心に果敢に攻めた。


オランダの同点弾は、ブラジルの連携ミス。早いリスタートに意表を突かれクロスに対してGKとディフェンダーが重なった。


オウンゴール!


オランダの決勝点はCKからのセットプレイだった。セットプレイに弱いブラジルの失点・・・。


オランダのCKからのゴールは、98年のフランスワールドカップのフランスのゴールと似ている・・・。


そしてブラジルDF5メロの退場・・・。


ブラジルは自らのミスで失点を重ね次第に焦りに変わっていく・・・その中での不用意な退場・・・。


勝つことで強くなっていると錯覚してしまうのが人間。「負けを知らないチームは脆く崩れる・・・。」


負けっぱなしはダメだが勝ちっぱなしも危ない・・・。


ブラジルはその負けを知らないがために起きた敗戦だったと言えるかもしれない・・・。