イルカ型畳の作り方 | おもしろ畳!?

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一般的な畳ではなく、へーっ!と思えるちょっと変わった畳や、現在通っている職人大学の事、私が参加しているイベントやちょっとした情報や、畳材料で作った小物をアップしております。
また、変な駄作もアップできればと思います。


テーマ:
ご要望が有りましたので、
当たり障りの無い程度ですが、
作り方を公表させて頂きます。
ただ、私が独自に考えたやり方なので、
もっと、上手く出来るやり方も有ると思います。

先ず、ボードに直接絵を描き、包丁、カッター等を使い切りましたが、
パソコンで絵を描いたものをプリントアウトして、張付けた方が楽かもしれません。
以前作った2作目の星型がその方法で作りました。
この時、上面よりも下面の方を小さめになる様に切りました。
要は、畳を切る角度の様なものですが、
場所によって角度は違います。

イルカ心材

次に、心材の弱い部分に瞬間接着剤をしみ込ませ、固くしておきます。
これをしないと作っているうちに、角が崩れてきたり折れたりするのを防ぐ為です。
そして、畳表を継ぐ位置をイメージして配置してます。

畳表の目安

そして、下画像の心材の落書きの様なものは、
畳表を継ぐ位置の目安です。

畳表の継ぐ位置の目安

そして、継ぐのに負担の無い部分からボンドで張付け、
切り込みを入れ、巻いてタッカーで止めていきます。
ボンドを使う理由は、
先ず、裏返しする事が無い(笑)
そして、畳表を均等に貼っておく事が出来ないので、
ちゃんと、止めていったつもりでも、イ筋や経糸の歪みが出てしまうからです。
もっと上手な人は、そんな心配は無いと思いますが、
現状の私では、このやり方で精一杯です。(^^;)

胴体を巻く

そして、畳表の経糸を継ぐ為に、少し解し糸を繋いでいきます。
通常のい草では、糸引きの場合は、本結び(柔道の帯の結び方と同じです。)して、
余った糸を針の頭等を使って、
畳表の間を通し抜き余った糸を切りますが、
今回の小物の様なものは、機結び(はたむすび)して、
畳表の少ない方へ糸を引っ張ると、
結び目が畳表の中に隠れるので、
余り糸を針の頭等で畳表の間を通す手間が省けますし、
この和紙の畳表は、天然のい草の様に水分を与えたからと、
水分をすって膨らまないので、
私は、このやり方が、今の所良いと思ってます。
余った経糸は、邪魔ですが、このままにしておきます。

下の画像は、イルカの胸びれ部分を作る所で、
背中の方から見た画像ですが、3本程繋いで、糸を引っ張り隠したと事です。


表を繋ぐ

次の画像は、頭部分を継ぎ足した後です。
畳表の右側に引っ張った糸が飛び出ています。

頭部分

次の画像は、しっぽの部分の、もう片方をを継ぎ始める所です。
ちなみに、反対側は糸がすっぽ抜けない様に、
隣の糸と本結びで結んでおきます。

しっぽ部分

そして、繋いだ糸を引っ張ってしっぽの繋ぎ終です。

しっぽ繋ぎ終わり

そして、縁引きで折り目にスジをいれ、イ筋や経糸の歪みが出ない様に、
巻き、タッカーで留めていきます。
場所によっては、経糸を引っ張って、
畳表が側面でシワにならない様にしたり、
逆に経糸を緩め心材に上手く巻ける様に、
経糸を緩める所も有ります。

そして、最終的にタッカーだけでは、角部分は上手く出来ませんので、
ゴザ針の様な細い針で、要所々を縫って仕上げます。
ボード床なので、対角線状に縫っていかないと、
ボロット崩れてしまいます。
初期の頃やってしまいました。(笑)

縫いました。

このイルカでどれ位の畳表を使ったかと言うと、
これ位です。
繋いだりする分思ったよりも多めに使ってしまいますが、
解した部分の和紙表は短いですが、
以前紹介したミニわらじになったりと、
頑張ればゴミになりませんよ。(笑)

表の使用量

そして、このままでは、余りにもお粗末なので、
裏面にクロスを張付けました。

隠しました。

最後に、側面部分です。
どうしても、心材の見えてしまう所は出てきてしまいますが、
現在の私の技術では、ここ迄です。(^^;)
イメージ的には、あの方法を使えば、
もう少し隠れるかな?と思いますが、ご勘弁下さい。

側面部分

以上で、大まかな作成方法でした。

これらの怪しい技術を使えば表面的には、どのような形も可能だと思います。
多分です。(^^;)

作成時間は、余り覚えてませんが、ゆっくりやって6時間程度かかったと思います。
遅い!ですね。(笑)
と言う事で、手間のかかる割には、
表面以外は、見栄えの悪いイルカ型畳でした。

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