これは、何を間違ったのかが推測できない。
「星方」
ほしかた、ほしがた、
hoshigata、hosikata、
などから元の字を推察するわけだが、
一種の謎解き、推理ゲームのようだ。
*
*
誤字脱字でケチをつけた反動のわけではないが、この記事はなかなか興味深い。
本来、成果主義は、評価が難しい。
記事にはインセンティブの問題も書かれているが、
日本の成果主義は、評価して大きく育てると言うより、
支給額を抑える意味合いが強いように思う。
成果が上がればボーナスの総額も個別の支給額も青天井、
とまではいかないにしても、大きく伸ばす、というよりも、
あらかじめ年間予算で決められた賞与の枠の中に収めることが一義的で、
評価する方もされる方もモチベーションが上がらない。
また、正確に総合的に評価することは難しい。
本来、評価項目の設定がそもそも難しい。
また幹部の中には数値評価の根拠、事例として、
プロ野球選手をあげることがあると思うが、
大きな間違いである。
野球選手ならチームの優勝が一番の目標であり、
同じ守備位置や同じ攻撃の役回りが多いプロ野球選手と違って、
サラリーマンは極論すればすべての人が守備範囲が違うのだ。
無理やり、プロ野球にあてはめるとすれば、
選手だけでなく、監督、コーチ、スカウト、トレーナーと言ったスタッフだけでなく、
審判員はもとより、グラウンドキーパー、球場のアナウンサー、
グッズやビールのの販売員から、場内整理、もぎり、まですべての主催側の人員が
対象になるはずだ。
もちろん、この系では会社で言えば別会社の人間も含まれるから、
同じ俎上に乗るわけではないが、
会社で言えば人事、総務、経理、広報、営業、設計製造、調査研究、
警備や、運送、福利厚生施設の要員まですべてが同じ会社の同じ給与体系の中で、
同じように評価できないのはわかるだろう。
それぞれ個別の評価項目を作って個別の評価方法で評価する。
評価そのものだけでも大変なのに、その評価項目は本当に妥当なのか、
設定した目標値は妥当なのか、等々難しいことは自明。
さらに、それぞれの部門間での評価の結果を賞与金額にどう反映するのか、
どう考えても、これからは成果主義を導入しよう、でできるほど簡単ではない。
だから成果主義全面否定と言うことにはならないにしても、
問題点や難点をよく理解してやれ、ということだ。