アメマガにさっくり目を通したら

「ニートについてどう思いますか?」っていうタイトルがありました。

 

 

それを見て

以前勤めていた頃に出会った高校1年生を思い出したんです。

 

ワタシはたまたま部長の命令で営業に出ました。

多分誰もが知ってる某有名教育産業の営業です。

 

 

そこでのお客さんです。

 

なんでも、学校の先生が嫌いだから

学校を辞めて家を出て働くと言い出したので、

あせった親御さんが先生をつけて

なんとか勉強を続けさせたいとのことでした。

 

一応その学生本人の意思も聞こうと話をしたのですが、

もう

なんといいますか、

 

開いた口がふさがらない状態でした。

 

「センコーむかつくし、

今は一ヶ月一万円生活とかあるし、

先輩が働いてるところで働けばいいかなって。」

 

 

 

ええ??

 

そのわけのわからない対話術で生きてくつもり?

一ヶ月一万円ってテレビ用の話であって

実際にはありえねーだろ!

成人でも厳しい世の中だよ?

どこに寄生して生きくつもりなんだテメー!

 

 

とまあ、いろいろ?マーク満載だったんですけれど、

なぜかワタシの口からでた言葉は、

 

 

「君、守りたい人っていないの?彼女とかさ。」

 

だった。(はず)

 

 

それで彼は無言になってしまい、

会話終了。

 

 

 

 

大体こういう子のお母さんって

おろおろしてる。

もうどうしたらいいんでしょうか?

お金は出すからなんとか!

ってのが多い。

 

かろうじて助かる子もいるけれど、

大抵その子に時間と労力をかけ続けられる人がいないので

ごくわずか。

だって親にですら放置されてきているから、

身内じゃないのにそれができる人ってなかなかいるわけがない。

 

 

すんげー世の中だ、とその時人事のように思いました。

 

 

 

結局、ワタシは仕事ってこともあって、

なんとか営業に成功し、先生を提供したのだけれど。

 

 

その子がニートになっていなければいいなって

時々思い出したりするばんびです。

 

 

 

 

 

 

勤めていたくせになんだけど、

ワタシだったら八割方教育産業にはお世話にならない。

親心の足元を見るところばかりが存在しているから。