ロードバイクと後部ライト | Photograph to Life ~生活に写真を~

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車種を問わずではありますが、自転車に乗る上で「後部ライト」と言うのは必須のアイテムな訳ですけれども「これが一番」というのにはなかなか出会えません。

MuddyFox(MF26-EXP-F)はシートポストにライトが内蔵式でついているものを使っているのですが、FELT F85の方は純正のリフレクターの他に以下の物と同じライトを付けています。

 

 

CR2032を2個で使えるので便利なのですが、小ささゆえに点灯していても昼間の視認性が低いのが難点です。そう、昼間も点灯しているんです、テールライト。

昼間も点灯する理由は上にも書いたように「視認性向上」の為。まぁ、オートバイが昼夜問わずにライト点灯するようになっているのと同じ理由です。

 

正直なところ移動速度は原付バイク並みに出るわけですし、それでいてオートバイ程は車体が大きくもない自転車こそ昼夜問わずに前後の灯火を点けて走るのが良いのではと思うのです。

それと、ロードバイクやMTBなどのスポーツサイクルでリフレクターが標準でついている場合は外さずに併用したほうが安全性確保の意味でも良いですね。自分のFELT F85は以下のものとほぼ同じものが付いてきたんですが外さずに併用しています。

 

 

自転車に関する法律では、「100m後方から視認可能な尾灯(テールライト)もしくは反射板を取り付ける」こととされています。自転車に関して言えば、発光でなく反射光で確認できれば良しとされているためです。電池で光るテールライトがあれば不要だろうと思うかもしれませんが「テールライトは反射板を兼ねない」ケースが多いので電池切れでなおかつ電池を入手できない可能性を考えれば併用するのが安心というわけです。リフレクター兼用でというなら以下の製品が一番かと思います。

 

 

ただ、サイズが大きいのでロードバイクには似合わないかもですがこういった安全装備は「見た目より機能」を優先させたほうが良いですね(少なくとも公道走行するのであれば)

 

個人的に、自転車ライトは前後問わずですが「コンビニや100均で買える電池で使える」というのが良いと思っています。最近はUSBで充電できる充電式も見られますけれど、「充電用にモバイルバッテリー等の携帯が必要」だったりするので単独で使うのは良くないと考えています。最も、最近はスマホの為にモバイルバッテリーを携帯していることが多いのでさほど困らないのかもしれないですね。私もiPhone用のサイコンアプリでBluetooth LE接続のケイデンスセンサーを使っている関係上モバイルバッテリーは常備してますし。

 

とは言っても、充電式をというのであれば単3形もしくは単4形乾電池やコイン型リチウム電池(CR2032など)を使うライトを併用が前提になるでしょう。

特にロードバイクに乗っている人はサイクルコンピューターなど使っていると思うのですけれど、ワイヤレスのサイコンのセンサー類にはCR2032が使われていることが多いので予備電池を2〜3個は携帯していることが多いのもコイン型リチウム電池のライトを使うメリットとしてあります。CR2032はコンビニでもそうですが、100均だと2個入りが108円で買えたりするので入手性の高さも魅力です。

 

電池の心配をあまりしたくないと言う人には以下のライトも良いかもしれないですが、弱点は「防水でない」と言うことですね。

 

 

ちなみにこのライト、一部の部品が違うだけの同等のものがダイソーで買えます。200円商品になるのですけれど、ソーラーパネルがガラス製で充電池容量が少し小さめになるだけで形状も機能も、構造も全く同じ物です。見た目のデザインも悪くないです。

 

 

100均のテールライトは、単3形乾電池のモノを過去に何度か買ってみた事があるのですが、取付ブラケット部分の強度が弱すぎですぐに割れてしまうためにその後は手を出さずでしたがコレは意外と頑丈そうです。と言うか、構造や機能、LEDを交換できないかなど知りたくて買ってみたのですが、防水性を除けばこのままでも十分に使える印象です。

 

 

シートポストに取り付けるブラケットの素材が以前の100円ライトの物と比べると良くなっています。すべり止めと言うか、シートポストの太さに合わせるゴムシートは2枚入っていますが、F85のシートポストにつける場合は1枚はそのまま、もう1枚を1/4にカットして挟んでやるとぴったりでした。多くのロードバイクの場合はゴムシートを1枚と1/4でピッタリでしょう。

 

・隙間がないように締め込む

 

プラケットが壊れないように取り付けるコツは、ネジを締め込んだ時にクランプが隙間なく密着する様にすること。ネジを締め込んだ時にクランプのネジ止め部が斜めになると先行き破断する可能性が高くなります。素材がナイロン系なのでここはしっかり調節しておくべき。たかが100均商品ではありますが、これをしっかりしておくと長く使えます。

 

防水性は、皆無と言っていい造りなので雨天時も自転車に乗る方は防水加工が必要です。多分ですが、ダイソーの物でなくAmazonで買えるものも同様でしょう。なにしろ、隙間がたくさんあります。

 

 

上記画像のように中が見えるのです。見えているのは赤黒の配線と緑のビニールシュリンクされたバッテリー。それと、左上に見えるスイッチもゴムでなくプラスチックでOリングなど入っていませんから確実に浸水します。

私は雨天時に自転車に乗らないのでこのままでも無問題ですが、雨天時にも乗らないといけない場合は致命的です。なので、防水加工をしている例もありますね。

 

参考リンク:ダイソー ソーラー・テールライト 防水化

 

まぁ、そこまでして防水加工をするメリットが有るかといえば「?」なのですけれど、上記リンクのブログの方は同じものをAmazonで500円程度で買ったこともあるようです。中国のECサイト「Aliexpress」でも安いところは200円台で同じモノを売ってます。

 

構造自体は上記のブログでみて知っていたのですが、やはりそこは分解がお約束w

 


ガラス製のソーラーパネルはソーラーガーデンライトと同等のものではないかと推察されますが少しだけ大きいようです。Amazonで500円台の製品は基材のガラスプレートが半分程度の厚みで、表面にエポキシ樹脂コートされているソーラーパネルが付く様子ですが、重いといってもグラム単位の話なのでダイソーのコレでも十分でしょう。

 

 

ソーラーパネルを取り外すとLEDの付いた基盤も一緒に外れます。LED自体は高照度赤色LEDが使われていますので、より明るくしたい場合は同じサイズの白色LEDに変えてやると良いかもしれません。レンズ部分が赤なので白色LEDにしても問題はないかと思います。

 

充電池はボタン型のニッケル水素充電池を2個直列に繋いでいるもので、おそらくはニッケル水素充電池。ボタン型電池は3Vを供給するものとして以下のコイン型があるので、消耗した場合は以下の電池に交換するというのも可能ではあります。が、電池のほうが遥かに高いので本体ごと買い替えの方が安上がりですね(終息商品にならなければですが)

 

 

あと、MuddyFoxだけ乗っていた時はあまり気にならなかったのですが、車道主体でロードバイクに乗るようになって気になったのが「自転車はブレーキ掛けたときに後続車への意思表示ができない」ということ。速度が出てないときで急ブレーキでなければハンドサイン(右手を斜め下に真っ直ぐに伸ばす)で意思表示できるのですけれど、急ブレーキの時はそんなの不可能。

あと、一部の自転車漫画の影響もあって正式なハンドサインを知らないサイクリストもいたりする。最も、運転免許を持っている人でも自転車のハンドサインを知らない(≠覚えていない)人が多いのでハンドサインを出したからと安心できないんですけれども...。

なので、以下の記事で書いたようにブレーキ連動のライトくらいは法制化しても良いんじゃないかと思ったりするのです。

 

参考リンク:自転車ナビラインは法制化して欲しい

 

という訳で、買いました、ナノブレーキライト。まぁ、ほぼほぼ同じもので正式品ではないんですけれど...。

 

 

私が買ったのは上記リンクの物でめちゃくちゃ安い。ただし、届くまでに3週間位かかります。ぶっちゃけ、Aliで買っても同じじゃないの?と言うくらいに遅い。5個までなら送料込みで1個あたりが上記より安く買えるので予備にする目的で5個ほどAliでも注文してみましたw

Aliで注文したセラーの場合は5個までは送料込みなのに6個になると別途送料が発生します。日本的な感覚だと「多く買うほうが送料込みに出来るんじゃない?」と思うのですが、1個だと送料込みなのに2個になると送料100円とか結構ありますね。

 

と言うか、コレをダイソーで売ってくれれば良いのに、200円とか300円商品でいいから。そうすれば電池切れたらダイソーで本体ごと購入できるのにね。ぶっちゃけ、500円までならダイソーで買えるとありがたいと思う。

 

ちなみに、正式にナノブレーキライトを名乗れるのは以下の物。

 

 

レビューを読む限りギザプロダクツ扱いのモノでも防水性は皆無な様子なのと、バッテリー調達のことを考えると以下の新型の方が良いのかもしれません。

 

 

ちなみに構造的なところを書くと上記の「デュオ」はともかくとしてナノブレーキライトは「LEDのリード線を電池接点とスイッチに兼用」なので100均のLEDキーライトと同じ様な構造です。なので、電池を交換するとリード線を再調整してやらないと「常時点灯」になったり「スイッチが押されても点灯しない」と言うことになります。実際、構造を確認したくて電池室を開けてみてこの状態になり、5分位かけてリード線の曲げ角度を調整して元通りに出来ました。電池は「CR1025」と言う入手性が良くないものなので電池の交換自体を想定していないのかもしれません。と言うか、電池1個の値段でブレーキライト2個買えますorz

 

 

基本的にブレーキレバーを引いているとき以外は点灯しないのでバッテリー消耗はほとんど無く、リチウム電池であることも考えると年単位で持つだろうとは思います。忘れた頃に切れていたと言う感じでしょうか。

 

・非常に小さい

 

上記画像のように非常に小さいです。親指くらいの大きさしかありません。なので、自作できるんじゃないかと思ったくらいです。が、ワイヤーにどうやって固定するかとスイッチを押す機構が解決できなくて挫折しました、自作...。

 

・結構明るい

 

光らせてみると結構明るい。少なくとも夜間の視認性は高そうです。昼間は...、まぁ無いよりはマシかなと。Aliに注文したのが届いたら、1個だけですがLEDのサイズをちょっと大きめの口径の物に変えてみる予定でいます。倍は無いですが1.5倍くらいの直径の高照度赤色LEDは数個持っているのですぐに対応できるので...。

 

 

取り付けは非常に簡単ですがちょっとした調整は必要です。私はリアブレーキの引き始め、シューがリムに当たる前から点灯するように調整しています。そうすることで減速前から「ブレーキかけてるよ」と後続車に知らせることが出来るからです。調整はライトのスイッチを押す金具を曲げて角度を変えてやるのが一番簡単でしょう。とは言うものの、金具がステンレスらしくかなりの硬さがありますから加工する時は手袋必須です。

 

点灯の反応は非常によく、軽くレバーを引くだけで点灯します。減速前どころか、レバーの引き始め時点から点灯するのでブレーキを効かせるのでなく点灯させっぱなしで注意を即すと言う使い方も出来るほどの感度になっています。

 

ブレーキと連動するテールライトには「モーションセンサーで減速感知で点灯」と言うものもありますが、これはブレーキライトとしては不完全と言うか「致命的な欠陥品」と言わざるを得ないのでオススメ出来ません。確かに、ワイヤレスで余計な配線が不要と言うのは魅力がありますけど、それだけでは補えない高い壁があるからです。

例えば以下の製品ですね。

 

 

ブレーキライトと言うのは自動車もオートバイもそうですが「これから減速するよ」と言う意思表示のためのもの。なので、「減速を感知して点灯」と言うのは「減速が始まってから点灯」なので後続車に急ブレーキを強いることになりますし非常に迷惑です。技術的にすごいのは分かるんですけど、ブレーキライトとしては欠陥品と言わざるを得ません。

 

前走車がブレーキをかけた場合、後続車がブレーキを掛けるタイミングはわずかに遅れが生じます。これが自動車が渋滞する原因の一つなのですが自転車でも起きますし、極論を言えば「歩行者同士ですら発生」します。歩行者の例は「駅改札付近の混雑」や「駅階段付近の混雑」が最たる例ですね。

 

ブレーキが効き始める前からブレーキライトが点灯する自動車同士ですらタイムラグで減速時間が伸びるのですから、モーションセンサーで減速開始後にブレーキライト点灯では後続車のブレーキが間に合いません。ある程度車間距離が取られていれば良いのでしょうけど、公道走行時に「数メートル後方に自動車」という状況下で減速開始後にブレーキライト点灯なんて自殺行為としか言いようがありません。最悪追突されます。追突されたくなければ減速前から点灯するブレーキライトを取り付けましょう。もちろん併用するのは有りとは思いますけれど、モーションセンサーでブレーキライトになると言うライトを単独で使うのはやめた方が安全面の意味でも良いと思います。

 

自転車用のブレーキライトとしてはブレーキレバー連動の製品は他にもあって、以下の製品は悪くない感じ。と言うか、こちらが先行商品のようです。ナノブレーキライトはコレのスイッチ部分だけを利用しているようです。

 

 

リンク先を見てもらうと分かるのですが、スイッチ部分はナノブレーキライトのそれと同じでスイッチとしてだけ使うという設計。テールライトとブレーキライト兼用の本体とはコードで繋ぐわけです。

ナノブレーキライトはリアのステー部分にブレーキワイヤーが来る「キャリパーブレーキ」か「Vブレーキ」でないと使えませんが、こちらはシートポストにライト本体を取り付けるのでスイッチを付けられて作動さえすればブレーキの種類を問わないのが良いところです。

まぁ、単4形乾電池を2個使うという関係上からかデザインがいまいちですが、発光部も大きいので視認性は高いでしょう。難点は単4形乾電池を2本使うので重くなりがちということ。それと、防水性はダイソーのソーラー式と大差ないようです。

先のソーラー式テールライトと似た薄型にしてCR2032でも使うようにしてくれればもっとカッコよくなるように思いますし、防水性を高めてくれれば天候を問わずに使えて良いのですけれどね。

 

何にしても、安全に自転車を楽しむためにも保安用品はきちんと取り付けておきたいですね。