サッカー、クラブ世界選手権、トヨタカップ、インテルの優勝で終了、しかし・・・・・ | 独断と偏見の日記帳

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 サッカーの世界クラブ選手権が、イタリアのインテルの優勝で幕を閉じた。


 しかし、今年の大会は、アフリカの台頭を見せつけたたいかいでもあったのではないだろうか。黒人特有のトリッキーで想像力豊かなサッカーが、南米のインテルナシオナルを翻弄し、破るという快挙を成し遂げた。決勝では、伝統の欧州の覇者が制したが、南米vs欧州の対決の構図は、徐々にだが崩れ始めている。


 それにアジア覇者、城南は非常に恵まれたと思う。それもまさにガチンコでインテルとインテルナシオナルと戦えたのだから。


 なにせ、インテルとは、前の試合でブラジルのインテルナシオナルが敗れたこともあり、通常よりも気を引き締めてきた。


 ナシオナルは、負ければ2連敗で帰国しなければいけない切迫。ましてやブラジルのチームである。4位で帰ろうもなら何を言われるか。いや、最悪の状況も考えなければいけなかった。


 とはいえ、アジア王者の城南は、なんというかすげぇ―なと思う。


 日本のマスコミなどからは、某宗教団体がスポンサーに名を連ねているから、とソッポ向いているけど彼らの国際経験の豊富さは日本のJリーグのどのチームよりも群を抜いているのではないか。


 彼らは、韓国で数度、海外で1回、欧州、南米、アフリカなどの中堅チームとの親善試合を積極的に行っている。そう、ピースカップというものだ。


 これまで城南が対戦した相手は、トルコのベシクタシュ、南アのカイザー・チーフス、フランスのリヨン、コロンビアのオンセ・カルダス、オランダのPSV、スペインのラシン・サンタンデール、セビージャ、イングランドのボルトン、メキシコのグアダラハラ、イタリアのユヴェントスと数々の試合を経験してきた。確かに1勝もしていないが、今回のクラブW杯で、なんとガチンコでインテルとインテルナシオナルと勝負できたことは、日韓双方のリーグを通じて初めてではないだろうか。


 考えてみれば、城南は着実に国際派チームとしての実力をつけ始めているのではないかと思えてならない。かつて、ピースカップに日本の清水が、参加した時、某宗教団体を批判している弁護士たちが、こぞって、参加を取りやめるよう圧力をかけてきた。


 彼らの言い分は、被害者が出るから、というものだからだ。


 しかし、彼らの言い分をそのまま受け止めると、ならば、なぜ2003年から始まった大会に1回目から抗議の声明を出さなかったのか、さらに言えば、清水が参加しなかった次の大会では、まったく彼らは抗議声明を出さなかった。


 こうしてみると結局、彼らの抗議が非常に怪しいものだったことが感じられるのだ。


 まさに政治的なものだ。


 日本のチームも夏の馬鹿げた海外チームとの遠征を放棄して、ひとつの大会を開いて試合をすべきだろう。そうすることこそが、日本のチーム力の底上げと強化につながるのではないかと思うのだが。