11年春の大卒、5人に1人「定職なし」 文科省調査 | ■■就職をもっと楽しく☆営業をもっと楽しく■■

11年春の大卒、5人に1人「定職なし」 文科省調査

日経WEBより

地震関係なく、いずれはこうなる。
内需減退。産業空洞化になるから。

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今春の大学卒業生のうち
就職も進学もしなかった人は8万7988人で、
前年より0.9%増えたことが
4日、文部科学省の学校基本調査速報で分かった。
アルバイトなどを含めると10万7134人で全体の19.4%に上り、
ほぼ5人に1人が定職に就いていない。

厳しい就職環境などの影響で、
大学は既卒者を対象にした就職支援にも力を入れている。

大卒者は2.1%増の55万2794人で、
うち34万546人が就職した。
就職率は61.6%で0.8ポイント改善したが、
7割近い水準だったリーマン・ショック前に比べると落ち込んだままだ。

大学院などに進んだ人は7万642人で2.6%減った。
東日本大震災の影響は「就職面ではさほど出なかった」(文科省)。

大学卒業時点で
定職に就いていない人は3年連続の増加で、
10万人を超えたのは2年連続。

千葉市の男性(24)は
今春に東京都内の私立大を卒業するまでに
約30社の採用試験を受けたが、内定を得られなかった。
今も就職活動を続ける男性は
「既卒は申し込める企業が少ない」と厳しい状況を説明する。

既卒者向け就業支援を行う
学生職業総合支援センター(東京・港)には
8月になっても就職先を探す若者が1日100人近く訪れる。

一方で、就職活動に見切りをつけてしまう若者も。
今春大学を卒業した都内の男性(23)は
昨年は約20社に応募したが、
今年はゼロ。

日雇いアルバイトで生活費を稼ぐ。
「ハローワークに行かなければと思うが、
どうせ駄目と思えて腰が上がらない」と話す。

こうした状況を踏まえ、
大学側は相次ぎ、
既卒者対策に乗り出している。

東海大は昨年8月から都内のキャリアセンターに
卒業生専用の相談員を配置。

立命館大も昨年から卒業生が
求人情報をコンピューターで検索できるようにするなどしている。

立命館大の担当者は
「卒業生へのサポートも時代の流れだ」と話す。

四年制の学部を4年間で卒業した人の割合は77.6%。
前年に比べると0.9ポイント上昇したが、
2年連続で8割台を下回った。

4年や6年の修業年限を超えて在籍する学生は11万1768人に上る。

就職先が決まらず、
意図的に留年することを決めた学生も少なくないとみられる。

学校基本調査速報は5月1日時点で
全国の学校数や児童生徒数などを集計する。
震災の影響で、
今回は高校生以下に関するデータは
岩手、宮城、福島の3県分を除いた暫定値となる。

浪人生を含む大学・短大への進学率は56.7%だった。

大学と大学院に在籍する学生数は289万3434人、
うち女子学生数は117万6855人で
ともに過去最高を更新した。




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