オンライン診療。


新型コロナ肺炎の更なる蔓延予防対策の一環として、緩和された。

オンライン診療の数は今後、増加する。

間違いなく増えていく。


初診の場合でも許可された訳であり、何れにしても、増えていく。

請負うことになる医療機関には、事前に説明なりを行なって頂きたかったが、まあ、緊急であれば致し方ない。

院内電子カルテの代理店社長に確認してみると、出来ることは出来ます、との返事。

つい最近、ウインドウズ10への移行に伴って、全てのサーバーを含むパソコンを新機種に総入れ替え、おまけに電子カルテのバージョンアップまでしたばかり。


これらの経費とは別に、その代理店に払う保守料は月々に◉万円であって、永遠にこれを払い続けなければならない。


ここで、オンライン診療の導入に際しては◉◉万円(これは80万円とも言われているが)の初期費用と、月々◉万円の保守料がさらに上乗せされることになる。


他の選択肢もあるが、プライバシー管理等々の煩雑な、しかも重要な事項を、この物凄く忙しい時期にこなす事ができる時間がない。

ただでさえ感染対策にエネルギーを注ぎ込んでいるとこらに、このオンラインの話。


普段であれば、オンライン診療の導入なんてわけがない。

医師であれば、そんなものを自力で導入する力や知恵くらいは持ち合わせている。


無いのは、時間。


で、焦って、アフターフォローのできない業者を選んでしまったりしたらそれこそ大変。


無責任なメーカーや代理店はある。


業者頼みせずにはどうするか?

といえば、とりあえずかの妙案はない。

のであるが、時間をかけて丁寧にすれば、まあ、出来ないこともない。


対面でなければならない、という規定はないようであるから、これもまたこれで危ない気がしないではない。


焦らない。

患者のプライバシーをきちんと保証出来るまで待つ。そのうち、医師会から、フリーアクセスできて、抜群の性能を持つアプリかソフトが提供されることを大いに期待している。

とても高い医師会費を負担しているわけであるから、何とか頑張って欲しいところ。





お花を頂いた。

ありがたい。

癒しの空間がまた一つ、生まれた。


開院記念日だった。


初心に還ってまた、頑張る。


「頑張らなくて良い」などというタイトルの本があったが、そんなことはない。

強要している訳でもなんでもない。

やはり、頑張ることだ。


踏ん張りどころでは、何としても頑張って頂く。

子供のために、伴侶のために、大切な家族のために。


そのためには、医療者は協力を惜しまない。