肺気腫症:はいきしゅ。

慢性肺気腫症のことで、たばこが最大の原因。

息切れ・呼吸困難で発症することが多いようです。
詳しい説明は、インターネット上には沢山あります。
体が必要とするだけの酸素を体内に取り入れることができない・
呼吸するのに沢山のエネルギーを使ってしまい、呼吸筋がすぐに疲れてしまう・
長い経過の中で低栄養の状態になりやすい傾向がある 等々。
多くの問題を抱えています。
ぜん息と同じような症状を呈し、ぜん息と間違えられることもあります。
(これからお風呂に入ってきます。
 つづきを風呂から上がり次第、書きます。)

風呂上り。カラスの行水。

肺気腫の方の肺は風船のように
膨らんだ状態になっています。
それ以上、空気を入れようと思ってももうそれ以上には空気を詰め込めない状態。
運動したときにさらに空気を取り入れ、酸素を吸収しようとしてもそれが難しい状態。
と、患者さん方にはいつも説明しています。

長期の経過をみる上で一番大事なことはたばこを止めて、十分の栄養、適度な運動を続けること。
これに尽きるようです。
酸素が足りない状態のときがずっと続いたりするようでしたら、あまり躊躇しないで酸素療法を取り入れると良いのですが、医療費の面でどうしても患者さんの負担が大きくなります。
酸素が足りない、というのはとてもつらいことです。
費用の面で、もう少し患者さんに優しい医療行政になってくれれば良いのですが。

栄養については「高たん白・高カロリー」が基本です。
この方面での研究は奈良県立医科大学の内科の先生方が先駆的な研究をされています。
学会や論文での報告もたくさんあります。
九州からの報告は現在までのところ、あまり無いようです。

もし、肺気腫の影響で呼吸が苦しい・お薬だけでは何か不安・・という方は、系統的な呼吸リハビリをなさってはいかがでしょうか。
九州では、長崎大学の千住先生が中心でしょう。
千住先生のもとで呼吸リハビリの勉強をされた医療スタッフは沢山います。
私が以前勤務していた病院にも、千住先生をお招きしてシリーズの勉強会をしたことがあります。

理学療法士・看護スタッフ・医師が集まっての勉強会をしたのですが、とても好評でした。
患者さんにはリハビリのこともお伝えして、希望される場合には、熊本県内で積極的に呼吸リハビリを行っている病院の先生をご紹介しています。