季節の変わり目だからでしょうか、気管支ぜん息の発作の方が少し増えているようです。

大きな発作でなくとも、喘鳴(ぜんめい)が長期にわたって認められる方には吸入ステロイドをお勧めしています。

内服を増やしたくないということと、局所の治療・修復が必須と思われるからです。
吸入を続けるというのは、なかなか根気がいるものです。
診療の最初のステップで、ぜん息がどういうものか、必要とされる処置は何か、を患者さんに分かりやすいことばで、整理してお伝えすることが大事。

ぜん息の中には、咳ばかりが続くタイプがあり、「せきぜん息」と呼ばれています。
随分前に提唱された概念です。
でも、診断は難しい(One of the more difficult types of asthma to diagnose is cough variant asthma. Often children with this form of asthma are treated for bronchitis, colds or allergies・・「About<<<What is Cough Variant Asthma?」から引用させていただきました)。

咳が長く続くけどなかなか治らない。
という時に、良くこの概念が引き合いに出されます。
で、最近は良くこの「せきぜん息」という言葉がでてきます。
診断は簡単ではなく(もしかしたら簡単かもしれませんが)、手順を踏んで診断にいたります。

外来での限られた時間で最終診断に至るのは、時に困難なこともあります。
患者さんのお話を良く聞いて判断する。
結局は、解答は患者さんの語る経過の中と、目の前にいらっしゃる患者さんの身体所見の中にある、という当たり前のところに行き着くのでしょう。

※※※

今日は朝から雨。

上天草市立上天草総合病院へ電話連絡。
睡眠時無呼吸検査の打ち合わせ。
熊本市民病院には別の件での連絡。

上天草市は、龍ヶ岳町・姫戸町・松島町・大矢野町が合併して誕生した町。
上天草総合病院は、龍ヶ岳町にあり、不知火海に臨んで立つ白亜の病院。
天気の良い日には、芦北や遠く水俣まで望むことができます。
景色も気候も良く、ガイドブックには記載されていない、リーズナブルな寿司屋さんとかがあるのです。
とにかく新鮮です。
値段は熊本市内に比べれば、とても安いと思います。
上天草総合病院の職員の方々に聞くと丁寧に教えてくださいます。


上天草総合病院には、樋口院長のもとに実力ある医師が集まっています。
樋口定信院長は、志のある医師を暖かく迎えてくださいます。
高齢の方々にもやさしい、素敵な病院です。
台風の時だけは、自然の猛威を目の当たりにしてびっくりすることになります。
専門だけにとらわれない診察力がつきますので、へき地での勤務はとても有意な経験になります。