競技はもちろん楽しみですが、ソチオリンピックの会場やスタジオ、スタッフジャンパーなどなど、至るところにロシアのステキなテキスタイルや様々な文様が描かれていて、それを見ているだけでも、とっても幸せな気分になります。
本当に美しい。
ロシアや北欧、ヨーロッパにも伝統文様があるように、日本にもたくさんの和柄と呼ばれる伝統文様があります。
実はそれぞれに意味や願いが込められているのをご存知ですか?
例えば、麻文様。
麻には魔除けの意味が込められており、悪いものを寄せ付けないようにと、赤ちゃんの産着などに用いられてきました。
和の要素が強いお仕事をいただいた際には、そういう意味づけをプラスしてデザインをしたりすることもあります。
私は毎年恒例で、上毛電鉄様の脱線しないお守りをデザインさせて頂いていますが、実は一部に意味づけにこだわって文様を使わせて頂いております。
ちなみに、2014年バージョンも好評で、ほぼ完売とのこと。
そのため今年はバレンタイン時期に特別バージョンを販売することになりました。
梅に鶯の文様と七宝文様をあしらった、恋愛成就と夫婦円満のお守りです。
梅に鶯は、これ以上ないもの同士の組み合わせであり、ことわざにもなっています。
七宝文様は、元々は仏教用語で七つの宝。円を重ねることから、円満を意味します。
文様って、伝統があるだけに。すごく奥が深いと感じています。
まだまだ知らないことばかり。
縄文土器にも素晴らしい文様が描かれていますよね。
そこには先人たちの願いや想いが形となり、文様となっているわけで、文様はデザインの原点だと感じています。
美しい文様を現代のデザインにも、上手に取り入れていけたらなぁーと思って、新たな和要素のある仕事に向かいます!
