「自分が自分に対してどう生きているかということに、
身体が一番正直に応えてくれる。やった分だけ結果が出るし、
またいくらでも妥協もできる。忙しいから、年をとってきたから、
今日は疲れているから・・・いくらでも理由は作れるし、
それだけに簡単に崩れていく。すべて自分の気持ちの問題。
美しい人というのは、すべてを知ったうえで自己流を持っている人だと思う。
例えば日本の伝統としての文化や様々な作法があるが、
その知識を持っているかどうかで、その人の価値観は変わってくる。
きれいな所作はかっこいいし、それは周囲を快適にさせる行動でもある。
「何をやっているかわからないけどこの人すごそうだね」っていう
雰囲気は日常の所作から出てくるものだろう。
その佇まいには、ひとつひとつの物事に丁寧に向き合って
吸収してきた物独特の、強さと優雅さがある」
中田英寿
(GOETHE October / 2010)
備忘録として。
いつか・・・いつか会ってフォースを感じたい人です。