西洋に古代より伝わる神秘の教え『カバラ』とは、ヘブル語で「伝統」を意味します。

語源は qidel 「受け取る」です。

秘教を口伝で伝えていた、古代の習慣のようです。

古代の伝説によると、カバラの神秘は、

「神様が天使に伝え、天使が人間に伝えた知識」と言われています。

 

 

そのカバラの中にセフィロト(命の木)があります。

セフィロト(命の木)は、

神様が『光あれ』と言われた時の最初の流出を表しています。

 

 

このセフィロトの実践方法である、願望実現法を紹介します。

カバラでは小魔法と言われている技法です。

「なぜ思ったことが実現するのでしょうか?それは、思った通りに実行するからです」

思い×実行=達成

思いと実行を固く結び着ける絆があると、実現が早く確実性が増します。

その絆としてセフィロトを使います。

 

 

 

【セフィロト】

 

 

 

 

 

①真ん中のティファレトに一番実現したい願いを書きます。

例)新事業の成功、収入の○○○万円アップ

例2)素敵なパートナーとの出会い

 

 

②ケテルに目的を書きます。

例)家族や仲間と、ワクワクする人生を生きるためなど

 

 

③マルクトには、具体的な達成状態を書きます。

何がどのようにうまく行っているかを書きます。

例)新事業が軌道に乗って、お客様から感謝され、売上げが上がり、やりがいを感じている

例2)恋愛や結婚が目標であれば、相手の具体的な特徴を明確に書きます。

 

 

④イエソドとは、人間の霊性ではエーテル体にあたり、肉体では血液にあたります。

人間社会において、エーテル体エナジーや血液に対応するのは経済活動や金銭です。

目標を達成する過程で金銭がどう関わるかを書きます。

例)投資や予算の使い方、経費の予測です。

なににお金を使うと効果的でしょうか?

 

※上記の4つ、ティファレト、ケテル、マルクト、イエソドの順に記入すると中央の柱が立ちます。

ダートは、初心者は使いませんので、空白で残します。

 

 

⑤コクマ-は原理や原則です。

目標達成において、重要な行動原則を書きます。

「これをすれば、目標達成が容易になる、重要なやるべきこと」です。

例)新事業であれば、多くの人がまだ知らない、素晴らしいプロダクトを創る、または入手する。

良い仲間を集めるなど

例2)恋愛・結婚であれば、良い出会いや縁を増やすために、何をするべきかを決めます。

 

 

⑥ビナーは原則に乗っ取った戦略です。

ゴールから逆算して、効果的な行動計画を書きます。

例)新事業に役立つ情報収集や、テストマーケティング

例2)出会いを増やすために、マッチングアプリに登録するなど

 

 

⑦ネツァックは、相手(関わる人たち)が願っていることにフォーカスします。

相手が喜ぶ、動機や感情、情熱などに目を向けます。

簡単に言うと、自分も相手もワクワクしているイメージングをします。

 

 

⑧ホドは、⑦のネツァックを実現するために情報収集や準備はどうすればいいかを決めます。

 

 

⑨ケッセドは、この願いが実現した時に予想するメリットを書きます。

何が手に入るか、それはどんなワクワクになるのか、どんな意味があるのかなど

例)新事業がうまくいき、経済的に豊かになった。

例2)人生を共に生きる、素敵なパートナーと出会い、未来が楽しみだ。

 

 

⑩ゲブラーは、願いを実現することで生まれるデメリットを書きます。

さらに、心配事、恐れ、脅威、危険などを書きます。

例)新しいことに挑戦することは怖い。

せっかく豊かになっても、もしかしたら、また失うかもしれない不安がある。

例2)相手に合わせて生きれるか不安だ。

 

 

 

 

 

 

このような順序で、自分が本当に求めていること、願いを詳しく書き出します

どんなことに感情がワクワクするのか、

また不安や恐れを持っているのかも書き出すことで、

自分自身を深く理解出来ます。

自己対話に繋がります。

 

 

水真は、セフィロトを使ったセッションを時々行います。

コーチングの傾聴や質問も使って行うと、心の深いところから、

答えが引き出されてきます。

退行催眠というトランス状態(変成意識状態)で、

さらに詳しく質問すると、

なぜこの願いをしたのかについて、自分自身のミッションやパーパスから、

詳細を語るので、驚くことがしばしばあります。

「過去世から、なんども挑戦してるんだ」とか、

「前世では、とても貧しい生活をしたので、今世では豊かになる計画を持って生まれてきたんだ」などと言われる方がいます。

 

 

後編では、あまり知られていない小魔法と言われるセフィロトの実践方法

紹介します。

 

 

後編へ続く